SKグループの最高経営陣がグループを巡る内外の状況を点検し、グローバル景気低迷による業績不振を解決する方法を探すために頭を突き合わせる。 崔泰源(チェ·テウォン)SKグループ会長の離婚控訴審判決によるグループ内外の憂慮を解消する方法も一緒に探す見通しだ。
12日、財界によると、SKグループは28~29日の2日間、京畿道利川(イチョン)のSKMS研究所で、主要系列会社の最高経営者(CEO)などが参加する「経営戦略会議」を開催する予定だ。
会議には崔会長とともにSKイノベーションの崔ジェウォン首席副会長、SKスーペックス追求協議会の崔チャンウォン議長なども参加するという。
経営戦略会議は8月の利川フォーラム、10月CEOセミナーと共に、SKグループの最高経営陣が集まって経営戦略を議論する重要年例行事だ。 内外の主要経営懸案と企業文化などを一緒に議論しようという取材の下、拡大経営会議から名前を変えることにした。
財界によると、今回の会議で、SKグループはSKMS(SK経営管理システム)の基本精神の回復とグループ内の各事業を点検するリバランシングの方向性などについて議論する見通しだ。
特に、リバランシング推進に拍車をかけるため、SKMSの実践と拡散を重点推進課題に選定した。
これはSKMSを数回強調してきた崔チャンウォン議長の意中が強く反映された結果と解説される。 事業のリバランシング過程を成功的に遂行するためには、変化と革新を導く強い企業文化の回復が必要だという判断と解釈される。
先立って、SKグループは1万5000人を越える役職員を対象に、「SKMS実践に対する認識調査」を行い、改善方案などに関する意見を聴取した。 多くの役職員が「リーダーと役職員がSKMSを土台に、社内で疎通しようとする努力が最も必要だ」と答えたと知られた。
これに対し、SKグループはSKMSに対する内部伝播を拡大し、変化に対する構成員の共感と期待に応えることにした。
SKグループの核心経営価値であるSKMSは、故崔ジョンヒョン先代会長が1979年に初めて確立した後、45年間の経営環境変化に合わせて改正を繰り返し高度化した。
崔先代会長は“経営に対する理解を異にすることになれば、経営の目的や方向もそれぞれ異なり、コミュニケーションも円滑でなくなるので、意思決定を誤って、正しい経営ができなくなる”と強調したことがある。
このようなSKMSを土台に、SKグループは通貨危機とグローバル金融危機などを克服し、△1980年ユゴン △1994年韓国移動通信 △2012年ハイニックスなど大型買収·合併(M&A)を成功させてきた。
崔泰源会長は“SKの生命力はSKMSから出ている”とし、“企業は永続的な発展のために生命力を強化しなければならず、これはSKMSが進化しなければならないということ”と述べたりもした。
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