![[写真=SK]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/05/13/20250513114728579680.png)
SKが半導体素材やAI(人工知能)インフラなど未来事業を中心に企業価値を引き上げるためのポートフォリオのリバランシングに拍車をかけている。
SKは社内独立企業(CIC)であるSKマテリアルズとSK C&Cが保有している半導体素材、AIインフラ事業をそれぞれSKエコプラントとSKブロードバンドに集中させることにした。 重複事業の非効率を取り除き、未来核心事業間のシナジーを通じて保有した持分価値を高めるための布石だ。
このためにSKは12日午後、取締役会を開き、このような内容を盛り込んだ案件をそれぞれ議決したと13日、明らかにした。
取締役会の議決を受け、SKはSKマテリアルズCIC傘下の子会社であるSKトリケム(65%)、SKレゾナック(51%)、SKマテリアルズJNC(51%)の保有持分をSKエコプラントに現物出資する。 持分100%を保有しているSKマテリアルズパフォーマンスに対してはSKエコプラントと包括的な株式交換を進める。
これでSKエコプラントは昨年、半導体事業を営むエッセンコアとSKエアプラスを子会社に編入したのに続き、今回にSKマテリアルズ傘下の半導体素材子会社4社を追加で確保することになった。
SKは、SKエコプラントが半導体関連EPC(建設)事業と半導体リサイクル事業に半導体素材分野を強化し、半導体総合サービス事業を中心とした新しい成長ストーリーを作っていくものと期待している。
この日、SKの取締役会はSK C&Cが保有している30メガワット(MW)規模の板橋(パンギョ)データセンターをSKブロードバンドに約5000億ウォンで売却する案件を共に議決した。
SKブロードバンドはSK C&Cの板橋データセンター買収で、加山(ガサン)、瑞草(ソチョ)、一山(イルサン)など計9つのデータセンターを確保することになった。 SKブロードバンドはこれを土台に、未来デジタル経済を先導すると同時に、デジタルサービス分野の核心インフラ事業者として位置づけられるという戦略だ。 特に、AIやクラウドの需要に先制的に対応し、規模の経済実現を通じた持続的な成長基盤を強化する計画だ。
SK関係者は“子会社の成果が持株会社の価値に直結するだけに、重複事業は果敢に統合し、シナジーを導き出すなど子会社の持分価値を引き上げることにより、持株会社の企業価値を高めたい”とし、“今後も子会社成長を主導して財務健全性を強化するなど、企業価値を引き上げるための持株会社本来の役割を積極的に遂行していく”と述べた。
一方、SKグループは昨年から△AI・半導体中心事業構造の最適化 △エネルギーソリューション分野の内実経営を通じた質的成長 △成長事業間のシナジー極大化など、リバランシング戦略を一貫して推進している。
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