水嶋光一駐韓国大使が17日、着任した。水嶋氏は金浦空港で記者団に対し、日韓国交正常化から来年で60周年となることに触れ、「機会を捉え、さらなる関係発展に向け努力していきたい」と明らかにした。
彼は「(韓国は)日本にとり国際社会におけるさまざまな課題に対処する上での重要なパートナーだ」と強調したうえで、「両首脳のリーダーシップの下で、日韓関係は着実に発展してきている。モメンタム(勢い)を生かしながら、大使としてしっかり力を尽くしたい」と語った。続けて「来年は日韓国交正常化から60年を迎える」と言及し、「さらなる関係発展に向け努力していきたい。ソウルのみならず韓国のさまざまな地域を訪問し、多くの韓国の方々と触れ合うことを楽しみにしている」と付け加えた。
1999年に韓国駐在日本大使館の一等書記官、2002年に参事官、2017年から2019年までは韓国駐在日本大使館の総括公使を務めた経歴がある水嶋氏は「2回目の(韓国)勤務になるが、大使としての任務に身が引き締まる思い」と述べた。
一方、日本総務省の行政指導後、韓国で反発が高まっている「LINEヤフー事態」に関する取材陣の質問には何も答えず、庁舎内に入った。
1961年生まれの水嶋氏は東京大学法学部を卒業したあと、外務省に入り、アメリカ駐在日本大使館の参事官、北米2課長、領事局長などを経て、2021年1月からイスラエル駐在大使を務めた。
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