「K-コーヒー」、海外市場で活路模索···「HOLLYS COFFEE」は日本市場に進出

写真=HOLLYS COFFEE
[写真=HOLLYS COFFEE]

海外でK-フードからK-ドリンクまで脚光を浴びている中、「K-コーヒー」が本格的な海外市場進出に乗り出す。K-コンテンツの影響で韓国文化に対する関心が高まっているだけに、グローバル市場でK-コーヒーも十分に競争力があると判断したのだ。

韓国農水産食品流通公社(aT)によれば2022年末基準で韓国のコーヒー・飲料店業店舗数は前年対比17.4%増加した9万8886店を記録した。しかし、行政安全部の廃業集計によると、昨年だけで1万2000余りのカフェが廃業した。

コーヒー専門店の営業店が増えているものの、出血競争に勝てず廃業する店舗も相当数増えているうえに、グローバルコーヒーブランドが相次いで韓国市場に進出し、競争はさらに激しくなっている。

昨年末に韓国に初上陸した、カナダの国民コーヒーと呼ばれる「チームホルトン」は、 今後5年内に韓国で150店舗をオープンすることを目指している。アメリカの3大コーヒーの一つである「インテリジェンシア」も初の海外進出国として韓国を決め、今年2月に西村店をオープンした。

このほか、「ピークコーヒー」や「バシャコーヒー」も年内に韓国に初売場をオープンする予定だ。

このように韓国国内でコーヒーブランドの競争が激しくなると、K‐コーヒーは韓国を離れ、海外市場を通じて突破口を開くしかない状況になった。

まず HOLLYS COFFEE(ハリスコーヒー)は今年上半期、日本市場に進出する。日本現地法人を設立し、大阪のなんばマルイデパートに1号店のオープンを準備中だ。

HOLLYS COFFEE はK-カフェを全世界に知らせ、グローバル競争力を検証するために日本進出を決めたという。日本は世界4位、アジア1位のコーヒー消費国であるだけに、日本の20~30代が韓国文化に対する好感度が高いという点を考慮し、初の海外進出国に選んだのだ。

EDIYA COFFEE(イディヤコーヒー)も昨年12月、グアムに海外加盟第1号店である「グアムマイクロネシアモール店」をオープンした。今年はグアム第2号店オープンを皮切りに、米国や東南アジア諸国に進出するなと規模を拡大する計画だ。

早くも海外進出に乗り出したTOM N TOMS COFFEE(トムアンドトムズコーヒー)は2009年から米国、中国、モンゴル、ミャンマー、フィリピン、モルディブなど6カ国で計90店舗(オープン予定含む)を運営している。特にモンゴルは、首都ウランバートルを中心に今年第39号店をオープンするなど、海外進出国の中で最も多くの店舗を保有している。今後、カザフスタンとサウジアラビアの進出のための協議を進めるなど、海外市場の拡大に集中している。

COMPOSE COFFEE(コンポーズコーヒー)も昨年9月、シンガポールに初の直営売場をオープンし、海外市場の進出を図っている。

業界は内需コーヒー市場が飽和状態に達した状況でグローバルブランドの進出まで相次ぎ、韓国の国内ブランドの海外市場での活路を模索していると分析した。また海外でも競争力を持つことができるように、差別化された韓国だけの長所を強化してこそ生き残ることができるだろうと見通した。
 
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