![[写真=サムスン重工業]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/07/12/20250712203109101122.png)
サムスン重工業は台湾エバーグリーン本社に1万6500TEU級のエココンテナ船用の「VR(仮想現実)ソリューション」を設置したと11日、明らかにした。
今回開発されたVRソリューションはメタノール二重燃料推進船舶の運航に先立ち、船員が仮想空間で装備を十分に学習できるように設計された。 サムスン重工業は3D設計データを基盤に、実際に乗船しなくてもエンジンルームとメタノール燃料供給設備などを点検できるプログラムを具現した。
既存のディーゼルエンジン船舶より、システムが複雑な二重燃料推進船の特性上、VRソリューションは装備運用効率性を高め、燃料漏れ、船内火災など非常状況に備えた反復訓練を可能にする。 また、装備の誤作動や誤用による運航リスクを減らし、メンテナンス費用の節減効果も期待される。
サムスン重工業とエバーグリーンはVRソリューション導入に続き、運航中の船舶に自律運航システム(SAS)技術を適用するための共同研究など持続的な技術協力を継続する計画だ。
サムスン重工業のイ·ドンヨン造船海洋研究所長(副社長)は“顧客オーダーメード型VRソリューションはエコ船舶の運航安定性を高めるのに寄与するだろう”とし、“VR技術を基盤に、多様なソリューションを開発していく”と述べた。
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