
食習慣の変化で、昨年1人当たりの年間のコメ消費量が1年前より0.6%減少した。韓国政府は、コメ消費量の減少規模はこの3年間減少しているが、供給過剰構造の緩和に向け、消費促進政策を推進する方針だ。
統計庁が26日に発表した「2023年糧穀消費量調査」によると、昨年の世帯部門の国民1人当たりの年間のコメ消費量は56.4キロと集計された。これは前年の56.7キロと比べると、0.3キロ(0.6%)減少した水準だ。
1人当たりの糧穀消費量は1981年以降持続的に減少し、30年前の1993年の122.1キロ対比半分水準に減った。
ただ、この3年間の減少率は0.9%水準で、減少幅は鈍化している。農食品部はコロナ禍以後、段階的な日常回復により社会活動が増加し全般的な欠食が減少したえうに、ミールキット市場拡大などにともなう家庭食消費が増加したことを消費減少幅鈍化の原因に挙げた。
反面、昨年の加工用のコメ消費量は増えた。2023年の事業体部門の加工用コメ消費量は計81万7000トンで、2022年の69万1000トンに比べ12万6000トン(18.2%)増加した。菓子類、穀物加工品、醤類、酒精用などの需要が前年比20%以上増えたが、麺類(-13.6%)、その他の食事用調理食品(-10.0%)の需要は減少した。
特に餅類は最近4年間着実に増加しているが、日常回復後の行事などが増えたうえ、トッポッキブームで需要が増加したためと分析される。
農食品部のチョン・ハンヨン食糧政策官は「米供給過剰構造を緩和するために米消費促進のための多角的な政策発掘と広報を強化する」と明らかにした。
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