現代自動車グループが中国重慶工場を約2990億ウォンで売却した。これで、2002年に現代自動車が中国に進出して以来、5ヵ所まで増えた生産拠点は3ヵ所に減ることになった。
現代自動車は16日、現代自動車の中国合弁法人である北京現代は重慶工場を昨年末、「重慶両江新区開発投資グループ」に16億2000万元（約2990億ウォン）で譲渡した。
現代自動車側は「中国での事業構造改善のために多角的に事業効率化を推進している」とし「今回の重慶工場売却も生産運営合理化を通じた収益性向上努力の一環」と説明した。
重慶工場は去る2017年、現代自動車が1兆6000億ウォンをかけて建設した5番目の現地工場であり、年間生産能力は30万台に達する。しかし、販売不振で2021年12月から稼動を停止した。現代自動車は中国で北京第1～3工場、長州工場、重慶工場の5カ所を運営したが、北京第1工場は2021年に売却した。長州工場も売却する方針だという。
このような現代自動車の決断により、協力会社各社も撤退を進めている。HLグループの自動車部品系列会社であるHLマンドは、中国重慶に進出して8年ぶりに撤退を決めた。現代製鉄も現代自動車の中国市場の低迷が続き、昨年から北京法人と重慶法人の売却手続きを進めている。
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