サムスン電子が初AIノートPCである「ギャラクシーブック4シリーズ」を披露する。インテルの次世代中央処理装置（CPU）である「コアウルトラプロセッサー」搭載でより拡張された連結性とAI経験、強化された保安性を提供することが特徴だ。
サムスン電子は14日、新しい概念のノートパソコン「ギャラクシーブック4シリーズ」を発売すると発表した。今回発売されるモデルは計３種類。ギャラクシーブック4ウルトラ（16インチ）、ギャラクシーブック4プロ360（16インチ）、ギャラクシーブック4プロ（14・16インチ）で、いずれもAIパフォーマンスの最新プロセスとタッチディスプレイが適用される。
ギャラクシーブック4シリーズはコード名「メテオレイク」と呼ばれるインテルの新しいコアウルトラプロセッサーを搭載した。該当チップはプロセッサーの中で初めてシステムオンチップ（SoC）にニューラルネットワーク処理装置（NPU）が搭載され、ネットワーク接続なしに複数の人工知能演算を処理することができる。マシンラーニングやディープラーニングなどAIパフォーマンスを支援するNPU（Neural Processing Unit）がプロセッサーに新たに適用され、使用全般において電力効率と作業速度を改善してくれる。また、ゲーム・ビデオ・映像編集など現在サービスされている100余りのアプリケーションの多様なAI機能を具現し、生産性を高める。
プロセッサーに新たに適用された内蔵グラフィック「インテルアーク（Intel®Arc™Graphics）」は、ゲームやコンテンツ制作時にさらに向上したパフォーマンスを提供する。「ギャラクシーブック4ウルトラ」にはノートPC用外装グラフィック「NVIDIA GeForceRTX 40シリーズ」が搭載され、高仕様ゲームとグラフィック作業など高い性能が要求される機能を円滑に支援する。
「サムスンノックス」保安チップセットを別途搭載し保安性も一層強化した。ユーザーの敏感なデータを強力に保護できるように、シリーズで初めてチップセットを物理的に分離したという。
さらに、高解像度のダイナミックアモレッド2Xタッチディスプレイを採用し、タッチディスプレイを適用してズームイン、ズームアウト、文書スクロールなどスマートフォンとタブレットで経験した慣れながら直観的なユーザー経験を全ラインナップですべて提供する。
ギャラクシー生態系拡張のために努力中のサムスン電子は今回の新製品にもスマートフォン・タブレットを一つに連結する新しい機能を適用した。スマートフォンやタブレットで編集していた映像をパソコンでつないで作業できる「サムスンスタジオ」、古い写真や低画質イメージを高画質に変える「フォトリマスター」、ギャラクシーバーズ2プロと連結して作業をしている途中に電話がかかってくれば自動的に連結してくれる「オートスイッチ」など新しい機能が順次支援される。
ギャラクシーブック4ウルトラはムーンストーングレーカラーで発売され、モデルによって最大64GBメモリー（RAM）と2TBのSSDストレージを搭載し、一層強化されたパフォーマンスを支援する。またギャラクシーブック4プロ360とギャラクシーブック4プロは、ムーンストーングレーとプラチナシルバーの2色で発売される。
サムスン電子のノ・テムンMX事業部長社長は「消費者のより良い日常のために強力な機能と連結された経験を提示することが目標」として「タッチディスプレイをはじめとする新しい機能とオープンパートナーシップを通じて指先で自由に経験する『AIノートパソコン時代』を開く」と明らかにした。
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