HMM、売却本入札終了…ハリム・ドンウォン・LX参加

[写真=HMM]
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KDB産業銀行が23日、HMM売却のための本入札を実施した。 入札には、先の予備入札で適格買収候補に選ばれたハリム、ドンウォングループ、LXインターナショナルなどが参加したことが分かった。
 
これらの企業が産銀側と調整してきた売却価格は6兆ウォン水準で、産銀が望む7兆~8兆ウォンよりは低いものと把握される。

ただし、入札企業が希望する価格でHMMを買収するとしても「勝者の呪い」に陥るという展望が優勢だ。 低迷している海運業況に加え、HMM買収のための無理な資金調達が世界的な高金利基調と重なり、資本侵食につながるという分析だ。 売却価格をめぐって入札企業と産業銀行が1兆ウォン以上の意見の差を見せており、売却自体が失敗に終わるだろうという展望が浮上している。
 
財界によると、HMMの売却主管社であるサムスン証券は同日午後5時、本入札を終え、直ちに改札に突入した。

売却対象株式数は産銀と韓国海洋振興公社など債権団が保有している3億9879万株だ。 産銀など債権団は本入札に参加する企業を対象に財務状態、経営能力、海運事業運営計画などを総合的に検討する予定だ。
 
ハリムグループは、韓国の私募ファンド運用会社のJKLパートナーズと提携し、有価証券売却と永久債発行、船舶売却などで財源を確保する計画だ。 また、ハリムが持つバルク船会社のパンオーシャンは最近、韓進KALの株式390万3973株を1628億ウォンで処分したりもした。

ドンウォングループは持株会社ドンウォン産業の子会社である米国マグロ缶詰1位業者のStarKist企業公開(IPO)を前提に、StarKist転換社債(CB)を発行し、5000億~6000億ウォンを調達する方案を推進中だと伝えられた。 資産総額が8兆7000億ウォンに達するLXインターナショナルは、先の二つの企業よりは資金事情に余裕があるという評価が出ている。 ただし、持続的に買収意思を強く表明してきたハリムやドンウォンとは違って、海運業況沈滞により買収放棄意思を明らかにしたことがあるLXインターナショナルが無理な入札競争はしないと予想される。

IB(投資銀行)業界によると、これらの企業が望むHMMの金額は6兆ウォン水準だ。 一方、債権団は売却価格として最大8兆ウォンを望んでいるが、双方が大きな価格差を見せているだけに、今回の本入札で優先交渉対象者が選定されない可能性もある。

金額が最大8兆ウォンに設定された背景は売却対象持分率57.9%の単純価値に経営権プレミアムを加えたのだ。
 
買収後の追加費用負担に対する憂慮も少なくない。 まず、産銀と海振公は保有している永久債1兆6800億ウォン分を2025年までに順次転換する方針だ。 これによってHMM買収者の持分率は57.9%から38.9%に低くなる。 経営権防御のためにも追加株式買い入れが避けられない。
 
売却過程でもHMMがバルク船、タンク船、自動車車線事業などを拡張し、買収作業に飛び込んだのも買収者側には負担として作用するものと見られる。 また、産銀がHMM配当規模を1年5000億ウォンに制限するなど、買収者側に不利な条件を追加し、優先交渉対象者が選定されても最終買収は実現しないというのが業界の観測だ。
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