![[写真=ロッテケミカル]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/07/28/20250728155821424263.png)
ロッテケミカルが事業場別のLCA(全過程環境影響評価)管理システムの構築を拡大し、顧客会社の炭素中立目標の達成を支援すると28日、明らかにした。
LCAは製品生産過程で△原料採取 △加工 △使用 △廃棄まで投入される資源、エネルギーおよび排出汚染物質を目録化し、それらが及ぼす環境影響を定量的に評価する方法だ。
ロッテケミカルは、基礎油分から高付加価値のスペシャルティ素材まで、全工程にわたってLCA管理システムを構築・拡大している。 先端素材事業は2021年から国内および海外の全工程にLCA算出システムを構築し運営している。
2025年上半期には基礎素材の国内事業場の全工程にLCA遂行システムの構築を完了した。 現在、基礎素材の海外事業場もLCAの追加構築を進めている。 これを基に、製品別のLCA宣言書を提供し、顧客会社が持続可能な経営を実現し、グローバル環境規制に先制的に対応する予定だ。
最近、製品の生産過程で炭素排出量など環境影響性情報の要求が増加し、国別の環境規制が強化され、グローバル市場でLCAの重要性が高まっている。 欧州連合(EU)は2024年「製品エコデザイン規定」を発効し、製品別の炭素排出量、化学物質、リサイクル情報などを含むデジタル製品パスポート導入も検討中だ。 また、2026年からは炭素国境調整制度(CBAM)を通じ、EU輸入製品に炭素税を賦課する予定だ。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。