4日午後、第28回釜山国際映画祭(BIFF)が開幕式を皮切りに10日間開催される。
開幕式は午後6時から釜山海雲台映画の殿堂野外劇場で女優パク・ウンビンの単独司会で行われる。先立って釜山国際映画祭の関係者は2日、開幕式で共同司会を務める予定だった「俳優イ・ジェフンが健康上の理由により参加できなくなった」とし「パク・ウンビンの単独司会という破格の形式を選択した」と説明した。イ・ジェフンの所属事務所によると、「イ・ジェフンが1日夜、ひどい腹痛により病院を訪れた結果、虚血性大腸炎だった」と伝えた。
一方、俳優のソン・ガンホはホストとして招待俳優らと監督を迎える。
今年の映画祭には開幕作である「韓国が嫌いだから」(チャン・ゴンジェ監督)をはじめ69ヶ国209本の公式招請作が釜山映画の殿堂など4ヶ所の映画館、25ヶ所のスクリーンで上映される予定だ。
特に日本映画は多くの韓国ファンを確保している是枝裕和監督が昨年に続き再び釜山を訪れ、ガラプレゼンテーションで「怪物(Monster)」を披露する。また「ドライブ・マイ・カー」で韓国でも好評を受けた浜口隆介監督の「悪は存在しない( Evil Does Not Exist)」も上映される。関東大震災当時、朝鮮人が虐殺された歴史を背景にする「1923年9月」(森達也監督)は競争部門であるニューカレントセクションに上がって競争を繰り広げる。
そのほか、女優ユン・ヨジョンに米アカデミー助演女優賞を与えた映画「ミナリ」を演出したチョン・イサク監督のような在米韓国人映画人の活躍を語る「コリアンアメリカン特別展」も開かれる。さらに今年1月に死去した女優ユン・ジョンヒと、3月に死去した坂本龍一を追慕する特別上映も用意されている。
13日の閉幕式には、中国のニン・ハオ(寧浩)監督の「映画の皇帝(The Movie Emperor)」がクロージング作品として選ばれた。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。