韓国政府は4日、福島第1原子力発電所の汚染水放流で国際原子力機関(IAEA)現場事務所を訪問した韓国専門家らが当分現地に滞在する予定だと明らかにした。
パク・グヨン国務調整室国務1次長は同日、政府ソウル庁舎で行った一日ブリーフィングで、「(韓国の専門家たちが)当初、1週間程度で十分に(放出過程を)みることができると予想していたが、『最初の配置』と表現する(1回目の)放出には計17日ほどかかる」と述べた。
続けて「(韓国)政府ではどうせ行ったついでに(放出の)全ての過程に継続異常がないか見た方が良いと思い『継続滞在しながら状況をチェックせよ』と現地専門家たちに追加ミッションを与えた状態」と説明した。
さらに「現地の専門家たちが交差確認することとリアルタイム情報などを分析したことを(総合)すれば、現在まで特異事項がなく個別的に発表できるようなことは発生していない」と付け加えた。
現地の専門家たちは最終活動計画が終わった後、分析したデータを発表する予定だ。
パク次長は「その前にでも特異事項が発生すれば説明があるだろう」とし「別途説明がなければ特に問題になったり憂慮する事項がないと理解してほしい」と説明した。
日本政府が中国の日本産水産物全面輸入禁止措置に対する撤廃を世界貿易機関(WTO)に要求する方針であることと関連しては「(日本が)韓国政府に通知したことはない」とし「引き続き注視している」と明らかにした。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。