尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の国政遂行支持率が日本の福島汚染水放出の影響で小幅下落した。
韓国国民10人のうち7人以上が汚染水の放出に反対するという反応が出るなど、国民の憂慮が支持率に反映されたと分析される。
世論調査専門機関である韓国ギャラップが先月29~31日、全国満18歳以上1002人に尹大統領の職務遂行に関して尋ねた結果、肯定的な回答は33%と集計された。否定的な回答は59%だった。直前調査結果と比較すると、肯定評価が1%ポイント(p)下落、否定評価は2%p上昇した。
尹大統領の国政遂行関連肯定評価理由としては外交が19%、「前政権の過ちを正す」、「国防・安保、全般的に良い」がそれぞれ5%であり、否定評価理由としては「福島汚染水放出」が21%、外交11%、「経済・民生・物価」が8%だった。否定評価理由には「理念分裂」が2%、「洪範道胸像移転・歴史観問題」が1%などだった。
実際、福島汚染水の放出については「心配」という回答が75%に達した。与党に友好的だと見られる保守層性向(58%)、70代以上(57%)、国民の力支持者(46%)のうち半分近くが憂慮を示した。
汚染水の放流によって韓国海洋と水産物が汚染される可能性があると考えた割合は73%、これによって水産物を食べるのが敬遠されるという回答は60%に達した。
また、水産物の飲食拒否感を尋ねる言葉には60%が「気になる」と答えた。 「気にしない」は37%だった。
一方、今回の調査の標本誤差は95%信頼水準に±3.1%pだ。100%電話調査員インタビュー方式で行われ、回答率は14.7%だった。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。