
上半期の半導体業況不振で韓国の情報通信産業(ICT)輸出が30.6%減少した。ただ、今年4月を基点に輸出減少幅が緩和されている。
産業通商資源部は13日、今年上半期のICT輸出額は849億5000万ドルで、前年同期比30.6%減少したと明らかにした。
産業部は、グローバル景気減速によるICT需要の減少と主力輸出品目である半導体業況の不振、上半期歴代最高実績である前年同期(1224億6000万ドル)の基底効果の影響を及ぼし、上半期の輸出が減ったと説明した。
今年上半期の物価上昇や金利引き上げなど経済環境悪化で消費者ICT機器需要鈍化と企業の投資縮小が伴われ、ICT輸出品目全般が減少を示した。
同期間、半導体の輸出は439億3000万ドルで36.8%減少した。半導体輸出は昨年8月以降、今年6月まで減少傾向を続けており、韓国の主力品目であるメモリーの在庫累積、単価下落が輸出額減少に影響を及ぼした。
ディスプレイは韓国企業のLCD事業撤退やテレビ、スマートフォンなど前方産業消費不振の影響で30.6%減少した88億1000万ドルに止まった。
地域別では主要国全般が二桁減少を記録した。最大輸出国である中国の内需不振および生産縮小持続が輸出減少幅を拡大している。
上半期のICT輸入はグローバル景気鈍化にともなう需要減少で中間財である半導体、最終財の携帯電話などが減り8.4%減少した682億ドルを示した。半導体単価の下落と半導体輸入額が減り、景気低迷にともなう消費心理の弱化で携帯電話、コンピューターなどの輸入も減少した。
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