大韓製粉が30日、7月1日から小麦粉の価格を引き下げると明らかにした。値下げ対象品目は小麦粉の主要製品で、平均6.4%引き下げられる。
先立って農林畜産食品部は去る26日、製粉業者を招集し下落した小麦輸入価格を小麦粉価格策定に考慮してほしいと要請した。製粉業界は「7月に小麦粉出荷価格引き下げの可能性を検討する」という立場を表明していた。
国際小麦先物価格はロシア・ウクライナ戦争で昨年5月に1トン当たり419ドルまで上昇したが、以後下落傾向に転じた。今月の小麦先物価格は1トン当たり243ドルであり、昨年5月の58%水準に下がった。
製粉業界が小麦粉の値下げを決定し、小麦粉を主原料として使用するインスタントラーメンや製パン、製菓業界の原価負担も減る見通しだ。
大韓製粉の関係者は「(韓国)政府の懇談会以後、消費者物価負担を減らすための協力次元で小麦粉価格引き下げを決めた」と話した。
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