北朝鮮が今夏水害に見舞われて以来初めて、韓国の民間団体が支援物資の小麦粉を陸路で直接、北朝鮮に運搬した。
非政府組織(NGO)「ワールドビジョン」は21日、京畿道坡州市の南北出入事務所を通じ、小麦粉500トンをトラックで北朝鮮に運送した。
小麦粉を北朝鮮に陸路で直接運搬するのは、今年1月に南北平和財団が小麦粉180トンを送ったのが最後だった。
25トントラック20台に積まれた小麦粉は、午前10時に南北出入事務所を過ぎ、開城で降ろされた後、被害が深刻な平安南道・安州と价川の子どもらの支援に使われる予定。
小麦粉500トンは被災地の子ども2万人が1日500グラムずつ50日間、摂取できる量だ。
ワールドビジョンのヤン・ホスン会長は、現地で支援物資が適正に配分されているかモニタリングすると話した。
一方、国際支援団体の韓国JTSは先ごろ、平安南道・安州と成川に向け、小麦粉500トンを仁川港から船便で送った。
(聯合ニュース)
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