韓国の北朝鮮専門家らは、北朝鮮が先月31日に打ち上げた『宇宙発射体発射』の失敗原因を『技術力不足』と『準備期間を短縮したこと』が原因であると分析した。また今回の軍事偵察衛星発射が金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の最初の指示事業という点で早ければ今月11日以内にもう一度発射が行われると見込んだ。
梨花女子大学のパク・ウォンゴン北朝鮮学科教授は31日、本誌(亜洲経済)との電話インタビューで、「北朝鮮が明らかにしたように技術的な欠陥が失敗の原因だ」とし「焦っているようだった」と分析した。彼は「昨年12月、北朝鮮が今年4月に打ち上げを実施すると表明していた。金委員長が直接指示した計画が予定より遅れて打ち上げ日程が変更されただけに、技術的に困難であっただろう」と述べた。ミサイルの経路を無理に変更させたことで技術的な問題が生じた可能性があるという判断だ。
北朝鮮大学院大学のヤン・ムジン教授は『2段目の推進体の欠陥』を発射失敗の原因と指摘した。彼は『北朝鮮が早期に2回目の打ち上げを断行すると発表』したことについて『2つの問題がある』とし、「人工衛星が余裕分で作り出したものなのか、2回目には2段目の推進体の欠陥を補完するのにどれだけ時間がかかるのか」が重要であると強調した。さらに「2段目の推進体の欠陥を補完することはそんなに時間がかからないだろう」とし「早ければ11日以内に、少し遅ければ6月内に、遅くなっても年内に2回目の発射が可能だろう」と見通した。
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