ウリィ金融研究院「今年の韓国経済成長率1.5%見通し…0.2%p下げ」

[写真=亜洲経済]


ウリィ金融経営研究所が今年の韓国の国内総生産(GDP)成長率展望値を1.7%から1.5%に下方修正した。第2四半期のGDP成長率は0.6%と予想された。

ウリィ金融経営研究所は3日、このような内容を盛り込んだ報告書を発表した。報告書は「上半期の金融引き締めにともなうグローバル需要萎縮、半導体景気悪化による投資縮小などで不振が予想されるものの、下半期には中国のリオープン効果の本格化、金融市場環境の改善などの影響で成長を続けるだろう」と見通した。

今年第2四半期のGDPは前年同期比0.6%成長すると分析された。第1四半期(0.8%)より0.2%ポイント低くなる見通しだ。しかし、第3四半期1.8%、第4四半期2.1%など年末になるほど前年同期対比GDP成長率が高くなり、最終年間GDP成長率展望値は1.5%が提示された。

支出項目別には半導体など情報技術(IT)部門を中心に輸出不振が予想されるが、民間消費が回復し設備・建設投資も増加傾向に転換すると予想された。

ウリィ金融経営研究所は公共料金引き上げ、サービス・加工食品の物価負担にも今年消費者物価上昇圧力が鈍化すると展望した。金融引き締めによる物価上昇抑制効果に国際原油価格や米ドル高が沈静化していると判断したためだ。ウリィ金融経営研究所はこれに伴い、今年の消費者物価上昇率が前年より1.4%下落した3.7%を記録すると予想した。

今年の就業者数は昨年急増したことによる基底効果と景気鈍化などの影響で改善幅が大きく減ると見られる。ただし報告書は韓国の雇用率が過去最高水準である69%に迫るなど完全雇用に近いと分析した。

韓国の今年の経常収支は輸出不振と海外旅行再開などの影響で黒字規模が大幅に縮小される見通しだ。ウリィ金融経営研究所は、第2四半期の経常収支が51億ドルの黒字を記録すると予想した。ただ、第1四半期に33億ドルの赤字を出したため、年間経常収支は82億ドルに止まるものと予想した。これは前年(298億ドル)比72.5%減少した規模だ。
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