今月に入って20日まで韓国の輸出額が1年前より11%減少した。7ヵ月連続で輸出減少が有力な中、半分水準に減った半導体の輸出不振が続いている。
21日、関税庁によると、今月1~20日の輸出額(通関基準暫定値)は323億7000万ドルにとどまり、昨年同期より11.0%減少した。同期間の操業日数は15.5日で、昨年同期と同じだった。
韓国の輸出は昨年10月から減少に転換されて以来、半年以上減少傾向が続いている。今月も乗用車、船舶を除く10大主要品目の輸出が一斉に減少した。
最大輸出品目である半導体は輸出額が40億ドルにとどまり、前年比39.3%減少した。今月まで9ヵ月連続の減少が予想される。
この他にもコンピューター周辺機器(-52.5%)、家電製品(-41.7%)などの輸出が急減した。10大主要品目のうち船舶(101.9%)、乗用車(69.6%)だけが輸出が増えた。
輸出相手国別にはEUへの輸出が13.9%増え、米国とシンガポールはそれぞれ1.4%と0.4%の増加に止まった。
反面、最大交易国である中国への輸出は26.8%減少し、台湾(-34.0%)、ベトナム(-30.5%)、マレーシア(-21.9%)、インド(-17.4%)なども減少した。
今月1~20日の輸入額は前年同期比11.8%減の365億900万ドルと集計された。国際原油価格が安定しており、原油(-37.2%)などの輸入が大幅に減った影響だ。
輸入が増えた品目は半導体製造装備(47.2%)、乗用車(32.5%)、機械類(25.0%)などだ。
輸入額は減ったが、輸出不振の影響で貿易収支は41億3900万ドルの赤字を記録した。
昨年3月から続いている貿易赤字は、今月まで14ヵ月連続で続く可能性が高い。今月20日までの累積貿易赤字規模は265億8400万ドルで、昨年の年間赤字規模(427億ドル)の半分をはるかに上回った。
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