3月1~10日の韓国輸出16.2%↓…累計貿易赤字額 227億ドル

[写真=亜洲経済]


今月1~10日の韓国輸出が16.2%減少した。主力品目である半導体、石油製品の輸出が大幅に減少した影響だ。輸出が減り輸入が増え、今年に入って今月10日まで累積貿易赤字も227億ドルに達した。

13日、関税庁によると、今月1~10日の輸出は158億ドルにとどまり、前年同期比16.2%減少した。

同期間、操業日数を基準にした一日平均輸出額は27.4%減少した。今月1~10日の操業日数は7.5日で、昨年同期の6.5日より1日多かった。

輸出は昨年10月から先月まで5ヵ月連続マイナスを記録した。一日平均輸出額の減少傾向を考慮すれば、今月もプラス転換は厳しいと予想される。

品目別には、主力輸出品目である半導体の輸出額が1年前より42.2%も急減した。先月まで7ヵ月連続マイナスを記録した半導体輸出は、毎月減少傾向が拡大している。

石油製品(-21.6%)、無線通信機器(-31.9%)、精密機器(-23.9%)などの輸出も減少した。10大主要品目のうち乗用車(133.7%)を除いて全品目が減少した。

輸出相手国別では、最大交易国である中国への輸出が35.3%減少した。対中輸出は今年2月まで9ヵ月連続減少を記録している。輸出減少規模も毎月大きくなり、リオープン(経済再開)効果が微々たる状況だ。

このほか、台湾(-53.6%)、香港(-45.2%)、マレーシア(-27.4%)などへの輸出が減少し、欧州連合(-6.2%)とベトナム(-16.4%)もマイナスに転じた。主要10輸出国のうち、米国(5.6%)、インド(5.5%)だけが輸出増加を記録した。

今月1~10日の輸入額は207億8600万ドルを記録し、1年前より2.7%増加した。半導体(1.5%)、機械類(11.8%)、石炭(31.9%)、半導体製図装備(16.3%)、乗用車(11.8%)などの輸入が増えた。原油(-3.1%)、ガス(-1.9%)などの輸入は減少した。

国別では中国(10.%)、米国(4.3%)、台湾(27.6%)などからの輸入が増えた。しかし、欧州連合(-8.8%)、日本(-5.4%)、オーストラリア(-9.7%)からの輸入は減少した。

今月1~10日の貿易収支は49億9500万ドルの赤字を記録した。昨年同期(13億9200万ドルの赤字)より3倍以上増えた規模だ。

貿易収支は昨年3月から今年2月まで12ヵ月連続の赤字を記録した。今月初めにも大きな規模の赤字を記録し、13ヵ月連続赤字を記録するだろうという懸念が出ている。

今年に入って今月10日までの累積貿易赤字は227億7500万ドルだった。過去最大規模の赤字を記録した昨年の475億ドルの半分規模に当たる。
 
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