[写真=亜洲経済]
今年に入って今月20日までの韓国の累積貿易収支の赤字が186億ドルを超えた。半導体、対中輸出が減り、輸出減少傾向も続いている。
21日、関税庁によると、今月1～20日の輸出額（通関基準暫定値）は335億ドルとなり、昨年同期より2.3%減少した。
同期間、1日平均輸出額は14.9%減少し、減少幅がさらに大きかった。今月1～20日の操業日数は15.5日で、昨年同期（15.5日）より2.5日多かった。
輸出は昨年10月以降1月まで4ヵ月連続減少した。通常、月末になるほど輸出が増えるが、操業日数を考慮した1日平均輸出額を見ると、事実上今月も減少が続く見通しだ。
品目別には、主力輸出品目である半導体輸出額が1年前より43.9%減少した。世界景気鈍化の影響を受け、半導体輸出は今月まで7ヵ月連続で減少する可能性が高い。
無線通信機器（-25.0%）、精密機器（-15.6%）、家電製品（-38.0%）、コンピューター周辺機器（-55.5%）なども輸出が減少した。一方、乗用車（56.6%）、石油製品（16.3%）、船舶（21.7%）などは増加した。
輸出相手国別では、中国への輸出が18.0%減少した。最大貿易黒字国が浮上したベトナムも18.0%減少するなど主力市場で不振が続いた。しかし、米国（29.3%）、欧州連合（18.0%）、インド（26.0%）などは輸出が増えた。
今月1～20日の輸入額は395億ドルで、1年前より9.3%増加した。
主要品目別では原油（7.6%）、ガス（81.1%）、石油製品（4.9%）などエネルギー源の輸入が増えた。反面、半導体（-6.1%）、精密機器（-3.9%）などの輸入は減った。
輸入国別では、中国（5.1%）、米国（13.7%）、欧州連合（14.5%）など増加し、日本（-4.4%）、マレーシア（-7.7%）などは減少した。
今月1～20日の貿易収支は59億8700万ドルの赤字を記録した。今年に入って20日までの累積貿易赤字規模は186億3900万ドルを記録し、昨年同期より3倍近く増加した。
韓国が今月まで貿易収支赤字を記録する場合、昨年2月から12ヵ月連続で貿易赤字を続けることになる。12ヶ月連続の貿易赤字は1995年1月～1997年5月以後25年ぶりだ。
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