​SKイノベーション、蔚山CLXに今後5年間で約5兆ウォン投入…炭素中立「ドライブ」

[​SKイノベーション、蔚山CLXに今後5年間で約5兆ウォン投入…炭素中立「ドライブ」]


 
SK蔚山コンプレックス(以下、蔚山CLX)が炭素中立達成を繰り上げるため、2027年までに約5兆ウォンを投入する。 高強度体質の改善を通じ、未来エネルギー市場を主導するという戦略だ。
 
11日、SKイノベーションによると、蔚山CLXは2027年までに設備転換·増設を通じたエコ製品拡大のためにに3兆ウォン、純環境制構築のために1兆7000億ウォンなど大規模投資に乗り出す。 韓国初の精油工場である蔚山CLXには現在、SKエネルギー、SKジオセントリック、SKルブリカンツの各種生産施設がある。
 
まず、蔚山CLXは「SHE(安全·保健·環境)投資」を通じてエコ事業場の構築に乗り出す。 設備転換·新·増設等を通じてエコ収益戦略を展開するという戦略だ。 このため、蔚山CLXは揮発性有機化合物(VOCs)処理施設の新設、環境経営改善マスタープランの樹立などに乗り出すものと見られる。
 
石油製品の化学製品転換、エコ航空油(SAF)生産のための工程新設、炭素捕集·貯蔵(CCS)事業、ネクスレン工場増設なども投資検討対象だ。 石油製品を減らし、SAF生産を増やすのは、エネルギー転換に速度がつき、ガソリン、軽油など陸上輸送用燃料は減少し、SAF需要が増えるなど燃料需要構造の変化が予想されるためだ。
 
SKイノベーション側は、蔚山CLXが工程効率改善、低炭素燃料転換、炭素削減技術開発加速などを通じ、すでに炭素削減に力量を集中していると説明した。 蔚山CLXは動力ボイラー11基のうち、9基の燃料をバンカーC油から液化天然ガス(LNG)に交換し、昨年まで累積14万4000トン規模の炭素排出を削減した。 残りの2基も来年までに燃料交換を終え、年間4万トン規模の炭素排出量がさらに減少する見通しだ。
 
循環経済構築のための投資は「廃プラスチックリサイクルクラスター」を造成する形で行われる。 2025年下半期までに蔚山CLX内の21万5000㎡の敷地に廃プラスチックリサイクルクラスターを造成し、年間約25万トンの廃プラスチックをリサイクルできる施設を構築する。
 
業界ではSKイノベーションがこのような大規模投資を通じ、「カーボンツーグリーン(炭素からエコへ)」戦略に速度を上げるだろうという展望が出ている。 昨年、エコエネルギー·素材企業への跳躍を宣言しただけに、未来エネルギー市場を先導するという目標を達成するために本格的にエンジンをかけるための投資という分析だ。
 
SKグループのチェ·テウォン会長も3月、蔚山CLXを訪れ、エネルギーが石油から電気に変わっている現象に言及したりもした。 彼は“石油中心のエネルギーネットワークをよく構築した蔚山CLXは引き続き大韓民国のエネルギー心臓の役割をするだろう”とし、“蔚山CLXは電気、水素、エネルギー貯蔵装置(ESS)など脱炭素基盤のエネルギーを作り出す十分な力量があり、今後、多くの機会が作られるだろう”と強調した。
 
これに伴い、SKイノベーションもエネルギー·石油化学事業を売却する代わりにエコ投資を増やし、2030年までに炭素を半分水準に縮小し、2050年には炭素中立を達成するという腹案だ。
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