
[写真=ソウル市]
韓国の観光市場が活気を取り戻している。新型コロナウイルス感染症(コロナ19)で低迷していた韓国の観光市場を訪れる外国人対象のインバウンド市場が再び拡大しているのだ。特に、ウォン安につながった米ドル高も大きな役割を果たしている。
実際、先週末、ソウル観光市場を代表する明洞(ミョンドン)と梨泰院(イテウォン)地域は海外観光客でにぎわっていた。また、S免税店とD免税店も上半期に比べて海外観光客の需要が一層増加した。
法務部によると、今年8月に韓国を訪れた外国人は33万5958人だったが、コロナ禍が続いていた今年1月(8万9754人)に比べると、4倍に迫る。
これに合わせ、ソウル市のチェ・キョンジュ観光体育局長は25日、「(ソウルが)国内外の観光業界関係網を再構築し、海外旅行需要を先取りする」と述べた。
さらに、チェ局長は「国内外観光業界のお客様を本格的に迎えるため、国内最大規模で観光産業交流の場を開く」と説明した。
これにより、ソウル市と市傘下のソウル観光財団は27日から10月1日までの5日間、ソウル三成洞COEXで「2022ソウル国際トラベルマート(SITM)および2022ソウル医療観光国際トラベルマート(SITMMT)」を対面で電撃開催する。コロナ発生以来3年ぶりだ。
今年、国際トラベルマートは感染症の周期的流行時代によって健康、ウェルネス(健康管理)などを広報するため、「一般観光+医療観光」を連携して開催することにした。
トラベルマートには国内外の観光業界924社が参加する。特に33ヵ国のバイヤー140人をソウルに直接招待し、観光分野の国内セラーと1対1の対面面談を行う。△ソウル国際トラベルマートには611社が、△ソウル医療観光国際トラベルマートには313社が参加する。
ソウル観光市場の多角化に向け、主力市場であるアジア圏だけでなく、潜在市場である米州圏まで対象を拡大し、ソウル観光市場を多角化させたのも特徴の一つだ。
今回の主要事業は △1対1観光企業相談会(B2Bトラベルマート)△ソウル観光説明会 △ソウル医療観光国際討論会 △ソウル観光広報区域などだ。
まず、観光企業相談会は海外バイヤーと国内セラーが1対1で相談する。観光市場動向共有、観光商品情報と企業広報、連絡体系構築などの交流が行われる。
「ソウル国際トラベルマート」は海外バイヤー221人(対面現場相談95人)と国内セラー390人が参加し、事前相談(PSA)は1972件が予定されている。
「ソウル医療観光国際トラベルマート」は海外バイヤー114人(対面現場相談45人)、国内セラー199人が参加し、事前相談(PSA)は885件が予定されている。
また、観光企業相談会は画像相談が27日から10月1日まで、現場相談が28~29日の2日間コエックスグランドボールルームで行われる。
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