7月に市場に供給された資金3719兆ウォン「過去最大」・・・4ヶ月連続増加

[写真=写真共同取材団]


韓国の市中に供給された資金が4ヵ月連続で増加傾向を示し、過去最大値を更新している。

16日、韓国銀行が発表した「2022年7月の通貨および流動性」によると、7月の1ヵ月間の通貨残高(M2基準)は3719兆5000億ウォンと集計された。これは前月(3709兆ウォン)よりも10兆ウォン以上(0.3%)増加したものだ。昨年から急激な増加傾向を続けていた市中通貨量は、今年3月、しばらく停滞しているようだったが、4月に再び反騰し、過去最高記録を塗り替えている。ただ、前年同月比増加率は8.0%で前月(8.8%)より鈍化した。

広義の通貨(M2)とは広い意味の通貨量指標を意味する。現金と要求払い預金、随時入出金預金など、直ちに現金のように使えるお金だけでなく、マネーマーケットファンド(MMF)、2年未満の定期預貯金、収益証券、譲渡性預金証書(CD)、買戻し条件付債券(RP)など、簡単に現金化できる短期金融商品まで含まれる。

商品別では定期預貯金がこの1ヵ月間で21兆6000億ウォン以上急増したことが把握された。最近急激になった金利上昇と共に安全資産選好現象が相まって資金が集中したとみられる。一方、随時入出金式貯蓄性預金(-9兆3000億ウォン)や要求払い預金(-5兆ウォン)など決済性預金は減少した。

経済主体別では家計および非営利団体が保有している流動性規模が定期預貯金を中心に前月より10兆ウォン以上拡大した。企業の流動性規模も定期預貯金や外貨預金の増加を受け、前月比3兆4000億ウォン増えて増加に転じた。一方、その他の金融機関はMMFと金銭信託の一時買戻しなどの影響で6兆2000億ウォン相当減少した。ただ、その他の金融機関の流動性も月末に入って増加転換したと把握された。

一方、短期資金指標であるM1(協議通貨)は1362兆3000億ウォンであり、前月比1%減少した。これは昨年12月以降初めての減少傾向だ。M1はいつでも現金化が可能で、高い収益率によって動きやすい資金を意味する。前年同月比では5.3%増え、昨年2月(26.0%)以降、増加幅の下落が続いた。
 
 
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