[写真=亜洲経済]
7月の韓国の消費者物価が1年前より6.3%上昇した。23年8ヵ月ぶりの最高値だ。
原油価格下落の影響で石油類などの上昇幅は鈍化したが、外食などサービス価格と農・畜・水産物価格上昇幅が大きくなり前月上昇率（6.0%）を越えた。消費者物価上昇率が2ヵ月連続6%以上を記録したのは、1998年10月（7.2%）と11月（6.8%）以来23年8ヵ月ぶりのことだ。
統計庁が2日に発表した「7月の消費者物価動向」によると、先月の消費者物価指数は108.74（2020=100）で、昨年同月より6.3%上昇した。通貨危機だった1998年11月（6.8%）以来、23年8ヵ月ぶりの最高の上昇率だ。
品目別には、工業製品と個人サービスが物価上昇を牽引した。特に工業製品では加工食品（8.2%）、石油類（35.1%）などを中心に1年前より8.9%上昇した。最近の原油価格下落の影響で石油類は今年に入って初めて前月（39.6%）より上昇幅が鈍化した。
農・畜・水産物は、1年前より7.1%上昇した。特に野菜類は25.9%も急騰した。電気・ガス・水道も1年前より15.7%上昇し、前月（9.6%）より上げ幅を拡大した。上昇率は該当調査が始まった2010年1月以後、最も高かった。
個人サービスは6.0%上昇し、1998年4月（6.6%）以降、最も高い上昇率を記録した。特に外食は8.4%上昇し、1992年10月（8.8%）以来最大の上昇率を記録した。
物価の基調的な流れを示す根源物価（農産物および石油類除外指数）の上昇率は4.5%だった。食料品とエネルギーを除いた指数は3.9%上昇した。
統計庁のオ・ウンソン経済動向統計審議官は「石油類などの工業製品と外食など個人サービス価格が高い上昇傾向を持続した」とし「農・畜・水産物と電気・ガス・水道料金も上昇傾向が拡大した」と述べた。
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