機関投資家の第1四半期海外外貨証券残高3958億ドル・・・2.8%↓

[写真=韓国銀行]


今年第1四半期の韓国国内機関投資家の海外外貨証券投資残高が昨年末より113億ドル近く急減した。グローバル債権金利の上昇と株価下落にともなう評価損失の影響と分析される。

韓国銀行が2日に発表した「2022年第1四半期中の主要機関投資家の外貨証券投資動向」資料によると、今年1月から3月まで韓国資産運用会社・外国為替銀行・保険会社・証券会社など主要機関投資家の外貨証券投資残高(時価基準)は3958億8000万ドルであり、前四半期より112億8000万ドル縮小された。昨年、過去最高値だった投資残高も減少した。

韓銀は「第1四半期の資産運用会社の海外ファンド設定額が8兆6000億ウォン(外貨換算時71億8000万ドル前後)ほど増加し純投資が増えたが、グローバル債権金利上昇と株価下落にともなう評価損失で投資残額が減少した」と説明した。

投資主体別動向を調べれば、機関投資家の投資残高が一斉に減少する様相を示した。 保険会社は73億8000万ドル減少し、資産運用会社も29億3000万ドル減少した。 証券会社と外換銀行はそれぞれ9億3000万ドル、4000万ドル減少した。

商品別では外国債券がグローバル債券金利上昇にともなう評価損失の影響で67億4000万ドルも減少した。韓銀は「外国債権はグローバル債権金利上昇にともなう評価損失の影響を大きく受けた」として「特に保険会社と資産運用会社中心に減少傾向が目立った」と説明した。

韓国政府・金融機関・企業・国外店舗などが資金調達を目的に海外金融市場で発行・取引する韓国関連証券の「コリアンペーパー(Koeran paper)」は金利上昇にともなう評価損失に加え、一部債権売りの影響で保険会社と外国為替銀行、資産運用会社で各々19億5000万ドル、6億6000万ドル、4億5000万ドル減少した。

この他にも外国株式は資産運用会社(-5億8000万ドル)と証券会社(-5億7000万ドル)を中心に減少した。韓銀は「主要国の株価下落にともなう評価損失が影響を及ぼした」と説明した。今年第1四半期の主要国の株価は、米国ダウ指数が-4.6%、ナスダックが-9.6%を記録した。欧州EuroStoxx50も9.2%、中国(上海総合)は10.6%急落した。
 
 
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