韓国建設生活環境試験研究院(KCL)、韓国産業技術試験院(KTL)、韓国化学融合試験研究院(KTR)がワクチン分野の試験・検査・認証支援強化のための業務協約を締結した。
KCLは16日、産業通商資源部と保健福祉部が共同主催した「第2回10大関連機関長の協議体協力会議」で、こうした成果を収めたと発表した。
韓国の3大代表的な試験・検査機関は専門技術力とインフラ協力を通じて中小・中堅ワクチン企業がワクチンを開発し、非臨床試験を経て生産、製品化するまで必要な試験・検査・認証サービスなどを提供する。
協約の主な内容は △ワクチン生産・製品化関連試験・検査・認証サービスの提供 △製品・技術国産化、標準化などの支援 △ワクチン産業のグローバル技術・市場・製品競争力を確保できる支援 △グローバルワクチンハブ化の早期達成 △ワクチン産業標準・試験・検査・認証支援強化協議体の構成・運営などだ。
KCLは仁川・松島に安全性評価(GLP)、食薬処指定試験・検査機関の試験場を保有しており、ワクチン生産、原材料・副資材供給業者に必要な試験評価を行い、国内の食品医薬品安全処・米食品医薬品局(FDA)などの迅速許可支援、品質管理と研究開発を支援している。特に産業部が事業費95億ウォンを投資したバイオ医薬品原の副資材商用化支援事業の主管機関として支援を大幅に拡大していく計画だ。
KTLは産業部傘下の公共総合試験認証機関、食品医薬品安全処指定試験・検査機関として注射器、注射針などワクチン関連機器の許認可のための試験(生物学的安全性、溶出物)と研究開発試験サービスを提供し、ワクチン関連企業の国内外認証を積極的に支援している。また忠清南道牙山に24年完工予定でバイオ医療総合支援センターを建設し、ワクチン産業を含めたバイオ分野の研究開発と試験・認証支援を強化していく方針だ。
KTRはGLPや食品医薬品安全処の試験・検査指定機関で、ワクチン初期安全性検証と品質管理、原材料・副材料の試験評価を支援しており、特にワクチン安全技術支援センターとの業務協約を通じてワクチン出荷前の安全検査を行っている。今後、和順ワクチン産業特区に位置する構築プラットフォームを利用し、ワクチン関連の品質試験基盤を拡大支援する予定だ。
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