コーロンインダストリーが産業資材・化学部門の成長に支えられ、昨年、史上最大の業績を達成した。
コーロンインダストリーは昨年、連結ベースの営業利益2527億ウォンを記録し、2020年比65.78%増加したと25日、明らかにした。売上は4兆6620億ウォンで、前年比15.51%増えた。売上と営業利益共に、史上最高の業績だ。ただ、当期純利益は0.82%減少した2038億ウォンと集計された。
産業資材部門の売上げと営業利益はそれぞれ1兆9983億ウォンと1544億ウォンを記録した。主力分野のタイヤコードとアラミドが業績をけん引した。
タイヤコードは自動車タイヤの寿命と安全性を高めるために使用される繊維材質の補強材である。昨年、物流費削減の努力で、収益性を改善した。スーパー繊維と呼ばれるアラミドの売上も電気車普及の拡大によって、大きく増えた。5G光ケーブルの補強材需要の効果も続いた。
化学部門では電子製品回路素材に使われる特殊エポキシ樹脂が業績をけん引した。売上と営業利益はそれぞれ9156億ウォンと800億ウォンを記録した。新型コロナの拡散で、電子製品の需要が大きく増えたことが、業績改善の主な要因として作用した。タイヤ用の石油樹脂と生活用品に使用される水添樹脂も良好な実績を裏付けた。
新規ブランドで競争力を強化したファッション部門の実績も改善された。カジュアルとゴルフブランド売上の好調に、冬アウトドアシーズンまで加わった結果だ。オンラインチャンネルの販売比重増加によるコスト削減効果も得られた。
コーロンインダストリーの関係者は"産業資材部文と化学部門を中心に、製造部門の堅調な実績と体質改善を成し遂げた"、"今年も選択と集中を通じた攻撃的な事業戦略で、業績好調を続けていく"と述べた。
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