企画財政部は27日、国際格付け会社フィッチが韓国の国家信用格付けを「AA-」、格付けは「安定的」にそれぞれ維持したと伝えた。
これを受け、韓国は2012年9月の「A+」から「AA-」へと格上げされてから10年間、同じ等級を維持した。
フィッチは「輸出など強い対外健全性と経済回復成果、北朝鮮関連地政学的緊張、類似等級国家に比べて低いガバナンス指数、高齢化に伴う構造的挑戦要因などをバランスよく反映した結果」と説明した。
また、信用格付けの観点で韓国の財政余力は、短期的には国家債務の増加に耐えられる水準だが、持続的な債務比率の上昇見通しは、中期的に信用格付けを圧迫する要因になり得ると判断した。
フィッチは経済成長率と関連し、今年の韓国の国内総生産(GDP)は、消費回復と輸出好調などのおかげで3%台の成長を見込んでいる。これに先立ち、昨年12月の「世界経済展望」でも今年の国内経済成長率を3.0%と見通した。
通貨管理の面では「韓国銀行が金融リスクと物価上昇率管理などのため、今年2回にわたって基準(政策)金利を追加で引き上げるだろう」としながらも、「昨年の高い物価上昇率は一時的な現象と見られ、今年と来年には徐々に緩和するだろう」との見通しを示した。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。