高校生を含む国民950人が22日、防疫パスが職権乱用に当たるとして文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金富謙(キム・ブギョム)国務総理(首相)、クォン・ドクチョル保健福祉部長官、鄭銀敬(チョン・ウンギョン)疾病管理庁長を職権乱用権利行使妨害の容疑でソウル中央地検に告発したと明らかにした。
高校3年生のユーチューバーであるヤン・デリム(18)君は、「コロナ19ワクチンの効果性と安全性が十分に検証されておらず、国民の疑念も高まっている」とし「にもかかわらず政府はワクチンパスで接種を強制して身体の自由を侵害し、接種者・未接種者の差別により平等権も侵害している」と主張した。
続けて「文在寅大統領とこの事件の被告発人は、公務員に違憲的な防疫パスを樹立・執行するようにして義務なし仕事をさせ、それによって国民の基本権行使を妨害した」と告発の趣旨を伝えた。
法律代理人を務めるチェ・ミョンソン弁護士(韓半島人権と統一のための弁護士会)は、「政府はワクチン接種の被害者に対する救済にも乗り出すべきなのに、責任を回避しながら接種だけを強制している。前向きな態度変化を求める」とし「憲法裁に速やかに効力停止仮処分も申請する」と述べた。
一方、ヤン君とチェ弁護士らは10日、憲法裁判所に防疫パスに対する憲法訴願を請求した。
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