ポスコ・インターナショナルが韓国スタートアップと共に、海外医療機器市場に進出する。
ポスコ・インターナショナルは9日、医療ロボット分野スタートアップ「BIOT」と医療ロボット分野の海外市場拡大に向けた業務協約を締結したと明らかにした。
両社は同日から3日間、開催される保健産業の最新技術や製品体験の場である「2021 バイオコリア」展示会の共同参加を皮切りに、「非対面検体採取ロボット」の海外市場進出を模索する。
ポスコ・インターナショナルは海外ネットワークを活用した多年の海外事業のノウハウをもとに、現地の状況分析及び販売ネットワーク構築などを担当し、BIOTは技術営業や事業遂行などを支援する計画だ。
先に、ポスコ・インターナショナルの法人や支社が位置したタイ、フィリピン、マレーシア、インドネシア、アラブ首長国連邦、ペルーの6カ国を対象にプロモーションを行う予定だ。
BIOTが開発した検体採取ロボットは遠隔ロボット制御技術を利用し、医療陣が行ったウイルスの検体採取過程を非対面で代替できる。
医師1人当たり最大9台のロボットを統制でき、医療陣の疲労と2次感染に対する懸念を最小化することができる。
また、新型コロナの影響で非対面技術の重要性が大きくなるにつれ、医療現場をはじめ、空港など非対面検体採取が必要な現場を中心に、徐々に市場が拡大されるものと期待されている。
一方、ポスコ・インターナショナルのドバイ支社とBIOTは21日、ドバイで開催予定の中東最大の医療機器展示会「アラブヘルス」にも一緒に参加し、グローバルな顧客拡大に拍車をかける予定だ。
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