政府が新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の世界的な拡散に、出国者を対象とした検疫強化策を検討しているが、すぐには実施することが難しいと明らかにした。
中央事故収拾本部のユン・テホ防疫総括班長は18日、政府世宗庁舎で開かれた定例ブリーフィングで、「今すぐ出国検疫を拡大することを考慮していない」と述べた。
ユン防疫総括班長は「入国検疫のように、すべての出国者に対して検疫をすることを現在は検討している」とし、「入国検疫もかなりの負担になる状況であるため、出国検疫をすぐに実施することは難しい」と説明した。
続いて「入国検疫の水準、その次に海外の流行水準、また韓国内で今後どのように流行が展開されるかを全体的に見ながら判断すべきだと思う」と付け加えた。
政府は19日0時から韓国に入ってくるすべての内・外国人入国者を対象に「特別検疫実施手順」を施行することにした。
韓国に入ってくるすべての入国者は、機内で事前に配られた健康状態質問書と特別検疫申告書を作成しなければならず、入国場検疫を通じて発熱チェック、有症者に対する検疫調査と、必要に応じて診断検査を受けることになる。韓国内の滞在住所と連絡先や自己診断アプリケーション(アプリ)のインストールを確認する段階も経なければならない。
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