[総合] 「武漢肺炎」韓国で初の確定患者が発生した後、一週間で追加3人

  • 韓国内で4人目の発生…2人は無症状の入国

  • 感染症危機警報「注意」から「警戒」に格上げ

  • 福祉部長官を本部長として収束本部の稼動

[資料=亜洲経済]


新型コロナウイルス感染症である「武漢肺炎」の確定患者が計4人に増えた。韓国で最初の患者が発生してから一週間ぶりのことだ。

4人目の確定患者が発生し、 政府は感染症の危機警報を「注意」から「警戒」に格上げした。また、保健福祉部長官を本部長とする「新型コロナウイルス感染症中央事故収拾本部」も稼動された。

疾病管理本部は27日午前、韓国内で4人目の新型コロナウイルス感染症確定患者である55歳の韓国人男性を確認したと明らかにした。

この患者は中国湖北省武漢市を訪問し、今月20日に帰国した。翌日の21日、風邪の症状で京畿(キョンギ)平沢(ピョンテク)所在の医療機関を訪問しており、25日に高熱(38度)と筋肉痛が発生して医療機関を再訪問した後、保健所に通報されて能動監視を受けた。26日、筋肉痛が悪化して保健所選別診療所で肺炎の診断を受け、調査対象有症状者に分類された。同日、国指定入院治療病床の盆唐ソウル大病院に隔離された後、翌日の27日の検査結果、新型コロナウイルス感染が確認された。

これで去る20日、韓国で初の確定患者が発生した以降、旧正月連休の間に3人の追加患者が発生したわけだ。

政府は一週間で感染症の危機警報段階を「注意」から「警戒」に格上げした。先立って政府は、韓国で確定患者が発生すると、「注意」に引き上げた。 「関心 - 注意 - 警戒 - 深刻」の4段階のうち、今回の「警戒」段階は、韓国内に流入された海外新型感染症が制限的に伝播されるときに該当する。

これにより、保健福祉部はパク・ヌンフ福祉部長官を本部長とする「新型コロナウイルス感染症中央事故収拾本部」を直ちに設置し、同日午後3時に初の会議を開いた。

朴長官は「収束本部は疾病管理本部の中央防疫対策本部が防疫業務に集中できるように人員を派遣配置し、リアルタイムで状況の共有などを支援する」とし、「まずは福祉部所属の職員と国防部・警察庁・自治体職員250人余りを28日から検疫現場に配置して対応する一方、各市・郡・区別保健所と地方医療院などに疑い患者を引き受けることができる選別診療所を置くなど、地域社会への拡散防止にも努める」と明らかにした。

さらに、保健当局はウイルス検査の需要増加に備えて新しい検査法を​​導入し、検査力量を拡大する。

チョン・ウンギョン疾病管理本部長は「現在のコロナウイルス検査方法ですべてのコロナウイルスをスクリーニングすることができる。ところが時間がかかり、検査量が限られている」とし、「開発中の検査法は、新型コロナウイルスだけを確定できるため、時間を半分ほど短縮することができる。テスト中ではあるが、早ければ来月5日に完了することができる」と述べた。

一方、現在まに確定患者の接触者の中で特異な症状を見せた事例はない。確定者を除いた調査対象有症状者は57人であり、検査中の1人のほか56人は検査結果、陰性で分離解除された。

先立って最初の確定患者は、中国の武漢から仁川空港に入国した中国国籍の女性(35・武漢市)旅行客で、肺炎の症状が現れ、現在、仁川医療院で治療を受けている。二人目の確定患者は昨年4月から武漢市で勤務していた韓国人男性(55)だ。武漢を出発し上海を経て去る22日、金浦空港に入国した。

当時この患者は、のどの痛み(首の痛み)があったが、呼吸器の症状がなく、保健当局は「能動監視対象者」に分類した。翌日の23日、のどの痛みがひどくなり、管轄保健所選別診療所で診療を受けており、レントゲン(X線撮影)検査上、気管支炎の症状が確認された後、24日午前、2番目の確定者確認された。ソウル国立中央医療院で治療を受けている。

3人目の確定患者は、中国の武漢に居住していたが、去る20日に仁川空港を通じて一時帰国した韓国人男性(54)だ。この患者は当時、特別な症状がなかったため隔離されたり能動監視対象者に分類されなかった。25日午前、1339に自ら通報し、保健所の救急車をに乗って一山(イルサン)所在のミョンジ病院に移送され隔離された。特に彼は隔離される前の21日から24日までの4日間、ソウル江南と京畿道高陽市一山一帯で病院、ホテル、飲食店などを訪れたことが確認され、危機感が高まっている。
 

[写真=聯合ニュース]


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