KTとUnmanned Solutionがレベル4水準の完全自律走行の商用化に向けた挑戦に乗り出した。 自律走行段階は国際自動車技術者協会(SAE)が分けたレベル0~5段階に従うのが一般的だ。 レベル4は運転者が直接運転できない状況でも、自ら安全な自律走行ができる段階をいう。 グラフィック処理装置(GPU)製造会社のエヌビディアはレベル4水準の量産車導入時期を2021年と予測した。
KTは24日、自律走行専門企業のUnmanned Solutionとともに、自律走行規制自由特区に指定された世宗(セジョン)市の「市民親和型の都心公園自律走行サービス」実証事業に参加すると明らかにした。
KTは国内の自律走行実証団地構築のノウハウを基に、最適の自律走行環境を整える方針だ。 このため、△5G-V2X(Vehicle to Everything) △ダイナミックマップ △自律走行統合管制プラットフォームなどを構築する計画だ。
5G-V2Xは5G(5世代移動通信)ネットワークで、車両や車両、車両や道路インフラ、車両と歩行者などのすべての情報をやり取りする車両と事物間の通信技術である。 カメラ、レーダーなどの車両センサーにだけ依存する自律走行の限界を補完し、V2X基盤の「自律協力走行」を可能にする。
KTは今回の実証事業で、SaaS(Software as a Service)形態のクラウド自律走行管制プラットフォームを初めて公開する。 KTの自律走行統合管制ウェブサイトで提供される遠隔管制システムはインターネット接続だけでも自律走行車両の状態はもちろん、走行とセンシングデータをリアルタイムで管理できるようにする。
世宗市の都心公園自律走行事業は5G自律協力走行を基盤に、運転席のない完全自律走行シャトルを導入した国内初の事業だ。 KTとUnmanned Solutionは今年末まで世宗市の中央公園1.3キロ区間に自律走行専用道路構築を完了し、来年からレベル4水準の完全自律走行シャトルを運行することになる。
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