![[写真=LG電子]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/07/01/20250701115336726627.jpg)
LG電子が買収合併(M&A)を通じて冷暖房空調(HVAC)ポートフォリオの高度化に乗り出した。
LG電子は欧州プレミアム温水ソリューション企業「OSO」の持分100%を買収する契約を締結したと20日、明らかにした。 買収規模は数千億ウォン台水準だという。
OSOはヒートポンプやボイラーで加熱した水を貯蔵するステンレスウォーターストレージ、電気温水器など温水ソリューションを保有するノルウェー企業だ。 昨年基準の職員数は260人余りであり、売上は1268億ウォンを記録した。
今回の買収はLG電子が欧州HVAC市場で注力する高効率ヒートポンプ冷暖房システムとOSOの温水ソリューション間のシナジーを通じて事業をさらに拡大させるための戦略的次元で推進された。
最近ヨーロッパでは温室効果ガス削減政策とエネルギー供給の不確実性などで、化石燃料を使わずに外部空気の熱エネルギーを活用して室内冷暖房および温水を供給する「空気熱源ヒートポンプ(AWHP)」冷暖房システムの需要が増加している。 グローバルコンサルティング会社のBRGビルソリューションズによると、欧州のヒートポンプ市場は昨年の約120万台から2030年には240万台規模へと2倍ほど成長する見通しだ。
国内で主に使用するガス式ボイラーは直接加熱方式で暖房と温水を供給するが、ヒートポンプの場合、温水を安定的に供給するためにウォーターストレージを一緒に設置しなければならない。 LG電子は今後、冷暖房と温水ソリューションを統合パッケージで構成し、顧客のニーズに合う最適の製品を供給する計画だ。 これを通じ、欧州HVAC市場内の影響力をさらに拡大するだけでなく、グローバルHVAC事業全般に温水ソリューションを含ませ、成長を加速化する方針だ。
また、すでに保有しているヒートポンプ関連製品技術および研究開発力量とOSOの製品力など、両社の強みを活用して空気熱源ヒートポンプ室内機とウォーターストレージを結合した一体型製品、ヒートポンプ温水器など、製品ラインナップの拡大を推進する計画だ。
OSOはLG電子に買収された後も、独自の温水ソリューション事業を持続的に営む計画だ。 既存の相手先ブランド製造(OEM)会社との関係もさらに強化し、事業拡張に努める方針だ。
一方、LG電子は全社的な方向に合わせて企業間取引(B2B)を急速に拡大するため、HVAC事業に「3B(Build・Borrow・Buy)戦略」を積極的に推進する。 △エアソリューション研究所、HVACアカデミーなどを通じて技術力量および人材強化 △グローバル主要大学とコンソーシアムを構成し、気候および地域別製品開発協力拡大 △未来成長のための追加動力確保次元のM&Aを積極的に模索などを通じて圧縮成長を図る計画だ。
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