強い雨風を伴う19号台風「ソーリック(SOULIK)」が韓半島に向かって北上しており、ソウル市が22日、非常体系を本格的に稼動した。
ソウル市は23日午後からソウルなど中部地域が直接的な台風の影響圏に入るものと予報されたことに従い、災難脆弱施設物と防災施設の稼動状態の点検を終えて非常体制に入った。
ソウル市災害安全対策本部は非常勤務に突入し、台風の被害を最小化するため行政力を最大限動員すると明らかにした。台風の被害が発生した場合、初期に大型建設会社、専門建設協会、用役会社と協業体制を稼動して迅速に復旧する計画だ。
市民たちには大雨に備え、河川や渓谷の出入りを自制して低地帯の浸水脆弱世帯は事前に浸水防止施設を点検してほしいと要請した。また、雨水がよく抜けるように雨樋カバーと周辺のごみを除去してほしいと指示した。
ソウル市は「不要な外出を自制し、必ず外出しなければならない場合には、乗用車よりは大衆交通を利用して気象情報を傾聴しながら非常事態に対処してほしい」と呼びかけた。
一方、台風ソーリックの影響を最も先に受ける済州道は一足先に非常事態体制に突入した。22日午後現在、済州空港ではすでに航空機運航に支障が発生している。
国土部航空情報ポータルシステムによると、この日午後4時以降から運航する予定の出発・到着航空機85便が台風の影響を懸念して運航をキャンセルし、欠航の措置をとった状態だ。
気象庁は22日午後から23日にかけて、済州道の一部地域には時間当たり50ミリ以上の豪雨が降る恐れがあると予想し、最大400ミリ以上の降雨量を記録すると予測した。台風ソーリックは22日午後3時頃、済州西帰浦市の南約240km付近の海上まで北上するものと予報された。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。