法務部が2日、セウォル号の実所有者だったユ・ビョンオン元セモグループ会長の長女ユ・ソムナ氏の強制送還手続きに着手したと公式確認した。
法務部は、"フランス当局と6月6日にユ・ソムナの身柄を引き受け案を協議中であり、6月7日午後に仁川空港に到着する方向で、できるだけ早くユ・ソム氏を韓国に送還できるよう協議する予定"と説明した。
2014年、検察の調査に応じなかったままフランスパリで臨時居住ビザをもらって生活したユ氏は同じ年の5月27日、現地司法当局に逮捕された。以降、フランス政府の韓国送還決定に不服して訴訟を進めてきたが、いずれも受け入れられなかった。
検察などによるとユ氏は、デザイン会社を運営しながらセモグループ系列会社からコンサルティング費用という名目で48億ウォンを受け取るなど、492億ウォン相当の横領・背任の疑いを受けている。ユ氏は帰国直後逮捕され、検察の取り調べを受けるものとみられる。
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