韓進海運の米州路線の本入札に現代商船・SMグループ参加…2者対決に圧縮

[韓進海運の米州路線の本入札に現代商船・SMグループ参加…2者対決に圧縮]



韓進海運の米州路線の買収戦が現代商船とサムラマイダス(SM)グループ間の2者対決に絞られた。

10日、海運業界によると同日午後3時に締め切った韓進海運の米州路線営業網の売却の本入札に現代商船とSMグループがそれぞれ買収提案書を提出した。

当初、予備入札には現代商船とSMグループをはじめ、韓国船主協会、ハンアンドカンパニー、国内の私募ファンド(PEF)1ヵ所など5社が参加し、比較的高い関心を示した。 しかし、残りの3社は内部検討結果、買収戦から足を外すことにした。

韓進海運の法廷管理を担当するソウル中央地裁は14日、優先交渉対象者を選定し、21日、本契約を締結した後、28日、残金の支払いまでに完了する予定だ。

初めて公告当時の売却対象資産は船舶5隻と米州∼アジア路線の人材、7つの海外の子会社など1000億ウォン前後とみられている。

しかし、最近裁判所は予備入札参加会社に限って韓進海運の核心資産とされる米ロングビーチターミナルに対する実態調査の機会を与え、希望すれば、ターミナルの資産を売却対象に含めることができるようにしたという。

ロングビーチターミナルはロングビーチ港湾内の最大規模で年間300万TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個)以上の貨物処理能力を持っており、米国西海岸港湾コンテナ全体の物流量の30%以上を処理する。

韓進海運はターミナルを運営する米国子会社のTTIの持分54%を保有している。

このように資産価値が高いという点を考慮して現代商船とSMグループが買収提案書にロングビーチターミナルを含めた可能性が大きい。

現代商船はロングビーチターミナルを買収し、米国内の拠点を確保することにより、競争力を強化するという計画だ。
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