
[発売時期遅らせたLGペイ…「ICチップ」でサムスンペイと差別化]
LG電子のモバイル決済サービス「LGペイ」にIC(集積回路)チップとスマートOPT(使い捨てパスワード)技術を活用した取引相互接続作業が推進される。
こうなれば、事実上、一般加盟店と新規加盟店、銀行のATM全領域での取引が可能となる。
発売時期を当初の計画より遅らせてでも汎用性を高め、サムスン電子の「サムスンペイ」と差別化するという戦略と解釈される。
LG電子は19日、KB国民銀行とLGペイのための戦略的業務提携を締結したと明らかにした。 これによってLGペイはICチップを活用したATMの現金出し入れとスマートOTP業務などさまざまな金融サービスまで拡張できるようになった。
当初、LG電子はマグネチックカード(MS)取引にLGペイを優先適用して、4月中旬にLGペイを披露して3ヵ月間テストサービスを実施する計画だった。
しかし最近、政府のIC転換傾向に合わせてICチップまで活用できるようにサービスを追加したのだ。
国内はMSカード取引の比重が高いが、保安省の懸念が高まり、ICカード方式に代替されている。 ICチップがないマグネチック(MS)クレジットカードをATMで使用できないようにしたのもこのような理由からだ。
常用されているICカード決済機はICとMSカード兼用だ。 したがって、IC方式をサポートしないサムスンペイでも決済できるが、ICカード専用の端末機では使用できない。 ICチップの取引は今後、金融会社メインプラットフォームとして位置づけられる確率が高い。
電子及び金融業界ではこのようなLG電子の動きをめぐり、サムスン電子などの競合会社と差別化に向けた戦略とみている。
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