![[写真=LGイノテック]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/07/30/20250730145125192115.jpg)
LGイノテックが最先端ライダー(LiDAR・Light Detection And Ranging)技術の先導企業である米国のAevaと提携し、ライダー市場の先取りに乗り出す。
LGイノテックはライダー供給および次世代ライダーの共同開発などの内容を骨子とした「戦略的パートナーシップ」を締結したと29日、明らかにした。
Aevaは長距離事物センシング機能を高度化したFMCW(Frequency Modulated Continuous Wave・周波数変調連続波)基盤の4Dライダーを世界で初めて開発し、グローバル自動運転市場で脚光を浴びているライダー専門企業だ。 2022年から4Dライダーを本格的に量産しており、現在、ダイムラートラックなど主要完成車メーカーを顧客として確保している。
今回のAevaとの戦略的パートナーシップ締結を契機に、LGイノテックはライダー事業を本格軌道に乗せる一方、開花中のライダー市場を先導できる競争力を確保できるようになった。
業界によると、世界中のライダー市場は昨年の約24億4600万ドル(3兆4000億ウォン)から2030年には約154億ドル(21兆4000億ウォン)へと年平均36%ずつ成長する見通しだ。
LGイノテックがAevaに供給することになる最初の製品は、最大500mに離れている物体も感知可能な超スリム・超長距離FMCW固定型ライダーモジュールだ。 ライダー業界で最も高度化された技術と評価されるFMCWを基盤に、超精密センシング機能を提供する製品だ。 従来のToF(Time of Flight)方式のライダーとは違って、動く物体の距離だけでなく、速度まで正確に測定することができ、複雑な交通環境でも安定したセンシング性能を誇る。 LGイノテックが供給するライダーモジュールはAevaが独自開発したソフトウェアと結合されたソリューションの形で、完成車の顧客に最終的に納品される。
今回の戦略的パートナーシップの一環として、LGイノテックとAevaは次世代ライダー共同開発協約(JDA・Joint Development Agreement)も締結した。 これにより、両社は2027年末まで自動運転乗用車だけでなく、ロボット・ロボットタクシーなどモビリティおよび産業用分野に拡大適用が可能なFMCWライダーを共同開発する計画だ。
Aevaとの戦略的で持続的な協力のため、LGイノテックはAeva全体持分の約6%を買収するなど、LiDAR事業だけに最大5000万ドル(約685億ウォン)規模の投資も断行する計画だ。
一方、LGイノテックは31日(現地時間)、米ニューヨークで開かれる「Aeva Day」に参加し、Aevaとの戦略的パートナーシップを実行していくロードマップを公表する方針だ。
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