2026. 11. 07 (土)

[米中間選挙] 民主党勝利のニュースにより日本の半導体株急落…AI規制への懸念

  • 日経平均、3000ポイント以上下落し893ポイント安で終了

  • キオクシア、一時15%下落…市場では「反応過剰」との評価も

ドナルド・トランプ米大統領の写真AFP連合ニュース
ドナルド・トランプ米大統領[写真=AFP・連合ニュース]



アメリカ中間選挙の情勢により、4日、日本の株式市場が大きく揺れ動いた。民主党の勝利のニュースが伝えられると、アメリカの人工知能(AI)関連規制が強化されるとの懸念から、日本の半導体株を中心に売りが殺到した。日経平均株価は、一時3000ポイント以上下落し、6万ポイントの手前まで押し戻されたが、下落幅を縮小し、前営業日比893ポイント(1.42%)安の6万2188.63で取引を終えた。

日本経済新聞によると、この日の日経平均は前営業日比108ポイント安でスタートした。開票が進むにつれて下落幅が拡大した。正午を過ぎ、民主党が下院の過半数を取り戻したとのニュースが市場に伝わると、売り圧力が一段と強まった。指数は一時6万30まで下落し、約半年ぶりの低水準を記録した。

下落を主導したのは半導体関連株であった。NANDフラッシュメーカーのキオクシアホールディングスは一時15%下落し、電子部品メーカーのダイヨウユーデンや半導体検査機器メーカーのアドバンテストもそれぞれ15%、10%下落した。午前中に強含みだった総合商社株や自動車株も午後には下落に転じた。ピクテジャパンの田中純平投資戦略部長は「AI関連株だけでなく、景気敏感株にも売りが広がり、全面的なリスク回避の様相が見られた」と述べた。

市場では、民主党の優勢がすでに株価に反映されているとの見方が多かったが、実際の下落幅は予想以上に大きかった。ある外国系証券会社のトレーダーは日経に「選挙が終わり不確実性が解消されれば株価が反発するシナリオも考えていたが、このような下落は気がかりだ」と語った。

市場が注目したのは、民主党の躍進がアメリカのデータセンター投資に与える影響である。選挙過程で一部の民主党候補はデータセンター建設補助金の中止を主張した。アセットマネジメントの浅岡仁志シニアストラテジストは、連邦議会選挙だけでなく、データセンター建設の許可に影響を与える州知事選挙でも民主党が強さを見せたと分析した。ペンシルベニア州では、民主党のジョシュ・シャピロ州知事が再選を果たした。シャピロ州知事はこれまでデータセンター投資の誘致に積極的であったが、最近では住民の反対が強まる中、投機的性格の強い開発事業に批判的な立場に転じた。

アメリカでデータセンター建設が鈍化すれば、これまで投資拡大の恩恵を受けてきた日本の半導体関連企業にも影響が及ぶ可能性がある。みずほ証券の弘中隆明シニアグローバルストラテジストは「投資家がAIの収益性とコストをより冷静に見極める局面になった」と述べた。日経は先月から新興AIクラウド企業の信用不安やビッグテックのAI投資の持続可能性に対する疑問が株式市場を圧迫してきたと報じている。そこに民主党の優勢によるAI規制強化の懸念が重なった形である。

ただし、後場には下落が和らいだ。日経平均はこれまで支持線となっていた200日移動平均線を一時1年5ヶ月ぶりに下回った。しかし、この付近で下落が止まり、下落幅を縮小した。バンク・オブ・アメリカ(BofA)証券の阿久津雅志シニア日本株ストラテジストは、トランプ大統領が新政策を推進しにくくなれば、逆に市場の変動性が収束する可能性があるとし、この日の日本株市場の反応はやや過剰であったと評価した。

アジア取引時間帯の特性が下落幅を拡大させたとの分析もある。アメリカ市場が開く前には流動性の高い日本株に売りが集中しやすいという。いわゆるコスモ証券の島田和明シニアストラテジストは、過去のアメリカ選挙の際にも日本株にリスク回避的な売りが集中することが多かったとし、この日の動きだけで今後の流れを判断するのは早いと述べた。





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