仁川国際空港で航空会社の基幹発券システムを接続するネットワークに大規模な障害が発生し、出国を控えた多くの乗客が数時間足止めされるなど大きな混乱が生じている。 仁川国際空港によると、30日午前4時30分頃から航空券の発券や座席指定などを担当する航空会社ネットワークシステムに連続的な障害が発生し、現在も続いている。
これに伴い、出国手続きの遅延が相次ぎ、チェックインカウンターの前には数百メートルに及ぶ長い待機列ができ、数時間待ちを強いられる状況が発生していると伝えられている。
この日の午前から、第1・第2旅客ターミナルのカウンターでは、搭乗券を発券できない乗客による長蛇の列ができ、大きな混雑となった。自動チェックイン機(キオスク)やモバイルチェックインの一部機能も正常に作動せず、航空会社スタッフが手動で搭乗券を発券する「手書き発券」などで対応に追われている。 このため、通常よりも手続きに3〜4倍以上の時間がかかり、一部の乗客は出発時刻に間に合わなくなるか、予約した便に搭乗できなくなる事態も続出しているという。
空港を利用した乗客のA氏は「朝早く空港に到着したのに、カウンターの前で何時間も動けずにいる」とし、「出発時間が迫っているのに案内も不十分で、不安でたまらない」と不満をあらわにした。 空港側は今回の障害の原因として、海外システムの連鎖的なエラーを指摘している。空港関係者は「国内空港自体のシステムではなく、世界中の航空会社が共通して利用している米国のARINC(エアリンク)のグローバルネットワークの不安定さが原因とみられる」と説明した。
ネットワークが不安定になったことで、各航空会社の予約・発券データベース(DB)との連携が切断されたり、遅延が発生したりしているとみられている。
仁川国際空港は非常対策班を召集し、関係機関と連携して迅速なシステム復旧作業を行っているが、完全復旧にはまだ時間がかかる見通しだ。
空港関係者は「現在、可能な限り手動発券や代替システムを動員し、乗客の不便を最小限に抑えるよう総力を挙げている」としつつも、「システムが完全に復旧するまでは航空便の遅延運航が避けられないため、本日出国予定の乗客の皆様におかれましては、普段よりもはるかに早い時間に空港に到着してくださるよう強く呼びかけている」と述べた。
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