「消防は最も頭の痛い財政の吸い上げのようだ」
先日、秋美愛京畿道知事は国会行政安全委員会の京畿道国政監査で地方財政の困難を訴え、このように発言した。「人件費だけでも2027年度には1兆1千億ウォンを消費することになる」とも付け加えた。この発言に対し、命を懸けて火の中に飛び込む消防士たちの献身を「財政の浪費要因」と見なしたとの批判が相次いだ。
結局、秋知事は謝罪した。しかし、3日後の16日、富川の工場火災の消火中に孤立した金鎮石消防士が殉職するという悲しい事故が発生し、秋知事への批判はさらに強まった。
国民の命を守る消防公務員を単なる財政を浪費する存在として表現した秋知事の発言は決して正当化されるものではない。
しかし、粗い発言の背後にある消防財政の構造的問題と現職消防士たちの現実を見つめる必要がある。
これに関連する問題を3つファクトチェックした。
2020年4月、消防公務員の身分は地方職から国家職に一括転換された。地域ごとの財政状況に応じた消防サービスの格差を解消し、消防士の待遇と安全網を国家が責任を持つという趣旨であった。その結果、全国の消防予算規模は2019年の5兆5,000億ウォンから2025年には8兆1,000億ウォンに急増した。
問題は、増加した財政を負担する主体が依然として地方政府であるという点である。京畿道は20日、報道資料を発表し、「2026年基準で全国の消防資源8兆5,967億ウォンのうち、国費支援の割合は10.7%に過ぎない」と訴えた。
人件費だけを見ても状況はさらに深刻である。今年の全国消防公務員の人件費は6兆5,129億ウォンで、そのうち国費支援(消防安全交付税など)は5,496億ウォンでわずか8.4%にとどまった。残りの91.6%はそのまま地方自治体の一般会計で補填しなければならない状況である。
秋知事が率いる京畿道だけを見ても事情はさらに厳しい。今年の京畿道消防公務員の人件費は1兆1,973億ウォン(2次補正予算基準)に達するが、国家支援金は921億ウォン(7.7%)に過ぎなかった。残りの1兆1,000億ウォンを超える膨大な人件費を地方自治体が負担している。
総じて、国家職に転換されたが身分だけが変わったに過ぎず、実質的な予算構造は依然として地方政府に依存する「半端な転換」という主張は大体事実である。
実際に消防人員の絶対数が増加したことは事実である。 今年1月、国会立法調査処が発表した「消防公務員国家職転換の趣旨は達成されているのか」という報告書によれば、全国の消防公務員は2017年の48,042人から2024年には66,802人に1万8,760人増加した。その結果、消防公務員1人が担当する人口も同期間に1,091人から766人に大幅に減少した。
しかし、統計上の人員増加がすぐに現場の待遇改善や負担軽減につながったとは考えにくい。人員が増加する速度よりも、現場の消防士が担わなければならない出動業務の量がはるかに急激に増加したためである。
消防庁の統計年報の「年度別119救助活動状況」を見ると、救助出動件数は2016年の756,987件から2025年には1,198,268件に急増した。特に火災消火以外にも、蜂の巣除去、扉の開放(閉じ込め事故)、動物捕獲、つらら除去など日常の危険に対応する「生活安全出動」の件数は2016年の377,575件から2025年には585,188件に増加した。
結局、単純な人員は増えたが、管轄出動の需要が急増したため、現場の消防士1人が直面する業務の強度と出動負担は逆に増加したことになる。
国民の力の最水準代弁者は「秋美愛知事は7千万ウォン台の公用車を新たに購入しながら、実際には老朽消防車の交換や殉職消防士の追悼予算は容赦なく削減した」と批判した。
実際に京畿道が昨年8月、京畿道議会に提出した「2026年度第2回追加補正予算案」を確認した結果、消防関連の核心予算が総額34億5,000万ウォン削減されたことは事実である。具体的な削減内訳を見ると、▲老朽消防車両交換予算26億5,000万ウォン ▲専門救急装備補強予算4億ウォン ▲救助装備補強予算3億ウォン ▲殉職消防士追悼行事費1億ウォン(全額削減)などが含まれている。
これにより、今年の京畿道の老朽消防車両の交換・購入計画は当初の103台から78台に25台も縮小された。現場の隊員の安全に直結する車両・装備予算に手を付けた地方自治体が「吸い上げ」と言う資格があるのかとの批判が相次いだ。
ただし、京畿道庁側は「故意的な安全予算の削減ではなく、国費支援の削減に伴うやむを得ない財政調整である」と弁明した。政府の消防安全交付税支援が当初の予想より57億ウォン減少したため、消防車両購入費48億8,000万ウォンを削減せざるを得なかったが、道費22億3,000万ウォンを緊急編成し、最終的な削減規模を26億5,000万ウォンに抑えたという。道はこの自体予算で特殊消防車両19台の導入を正常に進めていると反論した。
このように政府の国費削減が引き金であったことは事実であるが、最終的な装備予算や追悼費が減少したことも事実である。
* この記事はAIによって翻訳されました。
