2026. 10. 19 (月)

ハヨン、出口がない

  • 祖父の親日論争により広告・放送が次々と中止…撮影を終えた『勝算があります』も編成未定

女優ハヨンがNetflixの新シリーズ『こんなクソみたいな愛』の制作発表会で発言する様子 [写真=Netflix]
女優ハヨンがNetflixの新シリーズ『こんなクソみたいな愛』の制作発表会で発言する様子 [写真=Netflix]

女優ハヨンの祖父の親日行為に関する論争の影響が大きい。

19日、SBSによると、2027年上半期の放送を目指して準備中だった新ドラマ『勝算があります』の編成が調整された。SBS側は、多くのスタッフと出演者が共に制作した作品であるため、様々な方策を検討しており、今後の編成日程は未定であると明らかにした。

『勝算があります』は、元弁護士で現職の事務長である權白が率いる法律事務所が勝算のない事件を解決するコメディ法律探偵物である。イジェフンとハヨンが主演を務める。

作品はすでに撮影を終えている。主演俳優を交代したり、出演シーンを削除するのは容易ではない状況で、SBSは作品の今後の公開方法を検討している。

ハヨンの出演作に影響が出たのは今回が初めてではない。Netflixの『重症外傷センター』シーズン1で看護師チョンジャンミを演じたハヨンは、シーズン2・3で降板し、該当の役はグループLovelyz出身の女優チョン・イェインが引き継ぐこととなった。

ハヨンを巡る論争は、8月7日に放送されたKBS 2TVのバラエティ番組『屋上部屋の問題児たち』で始まった。当時、ハヨンは自らの家系が4代続く医師の家系であると紹介し、祖父が日本で西洋医学を学び、高宗の診療にも参加したと語った。

放送後、祖父が日帝時代に医師として活動していた安相浩であることが知られ、彼の親日行為に関する疑惑が提起された。

安相浩は1916年に大正親睦会の評議員名簿に名前を連ねた人物である。大正親睦会は、日帝の植民地支配を認め、朝鮮人と日本人の融和を掲げた団体であり、当時の親日的な有力者たちが参加していた。

ハヨンの所属事務所ビスターズエンターテインメントは、当初関連の疑惑を「事実無根」と否定したが、その後安相浩の大正親睦会活動記録を確認し、立場を翻した。

ハヨンも8月12日に自筆の謝罪文を公開した。彼は家族から聞いた話だけで祖父の人生を断片的にしか知らなかったとし、関連資料を確認する過程で親日的な行為を知ったと説明した。続けて、子孫として謝罪の意を表明した。

民族問題研究所は同月14日、安相浩が大正親睦会だけでなく、他の親日協力団体や植民地支配関連組織でも活動していた資料を公開した。

ただし、安相浩は2009年に発刊された『親日人名辞典』には掲載されていない。研究所は当時確保された資料と選定基準に基づき収録が保留されたものであり、辞典未掲載が親日行為がないことを意味するわけではないと説明した。また、祖先の行為に対する責任を子孫に転嫁する非難も正当化されるべきではないと強調した。

論争は放送や広告業界にも波及した。ハヨンが家族の歴史を紹介した『屋上部屋の問題児たち』の該当回は再視聴サービスが中止され、関連のYouTube動画も非公開にされた。ハヨンがモデルを務めたサムスン電子や衣料ブランドアティッドの広告動画も非公開に切り替えられた。

8月に公開されたNetflixシリーズ『こんなクソみたいな愛』のプロモーションスケジュールも影響を受けた。当時予定されていたハヨンと相手役のチョン・ヘインのインタビューはキャンセルされた。

論争は政治界にも波及した。8月、国会法制司法委員会では安相浩が日帝時代に所有していた土地の取得経緯を調査し、親日財産に該当するかどうかを検討すべきだという主張が提起された。ただし、該当の土地が親日行為の対価として取得された財産であるかどうかは確認されていない。

現在までに2ヶ月以上が経過し、波紋は続いている。広告や放送コンテンツの非公開、新作プロモーションの遅延、続編の降板に続き、撮影を終えたドラマの編成も延期された。



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