2026. 10. 20 (火)

高市早苗内閣支持率、初めて50%を下回る…遅れた更迭の影響

  • 共同通信49.1%・テレビ朝日47.1%で最低…自民党支持層も「更迭が遅れた」

  • 読売・朝日は横ばい…減税期待の中で財源不安解消が課題

高市早苗日本総理の写真AP・聯合ニュース
高市早苗日本総理[写真=AP・聯合ニュース]



21日に政権発足1年を迎える高市早苗日本総理の内閣支持率が、共同通信などの一部世論調査で発足以来最低に落ち込んだ。疑惑が持たれた柳和男前農林水産大臣を留任させた後、遅れて事実上更迭した判断が影響したとの分析がある。しかし、読売新聞などの調査では支持率が横ばいで、結果が分かれた。経済政策への期待が依然として政権を支える中、消費税減税の実現と財源不安の解消が次の試練となる見込みである。

共同通信が18日に発表した全国電話世論調査(17~18日実施)によると、高市内閣の支持率は49.1%で、政権発足後初めて50%を下回り、最低を記録した。柳前農林水産大臣の辞任が「当然である」との回答は81.5%に達し、更迭が「遅すぎた」との回答も57.7%であった。共同通信は、高市総理が周囲に「支持率は下がったが、揺るがず前進する」と語ったと伝えた。

日本の民間放送テレビ朝日が同期間に実施した調査でも、支持率は前月より11.2ポイント下落し、47.1%で発足以来最低を記録した。テレビ朝日によれば、総理の側近は「非常に厳しい結果である。重く受け止める」と述べた。

柳前農林水産大臣は、選挙で自分を助けなかった地域の道路予算を削減した発言が先月末に報じられた後、公職選挙法違反疑惑も持たれている。しかし、高市総理は留任方針を堅持したが、国会で疑惑が争点となった後に方針を変更し、初報道から約2週間後に事実上更迭した。支持通信は今回の事態で「高市1強」体制の弱点が浮き彫りになったと指摘した。選挙法違反疑惑や参議院の文責決議案可決の可能性など、更迭判断に必要な情報が総理に伝わっていなかったという。自民党幹部は支持通信に、権限が総理一人に集中し、周囲で異論を唱えにくい雰囲気であると指摘した。

更迭の遅れに対する批判は与党支持層からも出ている。共同通信の調査を支持政党別に見ると、自民党支持層で「更迭が遅すぎた」との回答は46.8%で、「適切だった」(38.4%)を上回った。連立与党である日本維新の会支持層でも63.8%が「遅すぎた」と答えた。

柳前農林水産大臣を巡る論争は終わっていない。テレビ朝日によれば、野党は「これで終わりではない」とし、柳議員の国会参考人出席を求めるなど追及を続ける方針である。

ただし、読売新聞は、ねじれ国会の参議院で野党が文責決議案を圧力手段として柳前農林水産大臣の辞任を引き出したが、政権を追い詰めることはできなかったと分析した。国民民主党幹部は読売に「総理のコンクリート支持層は閣僚一人の辞任程度ではそう簡単には揺らがない」と述べた。

実際、読売の16~18日の調査では、支持率は前月の59%から57%に大きな変化はなかった。全体の回答者の中で、柳前農林水産大臣問題に対する総理の責任が大きいとの回答とそうでないとの回答はそれぞれ46%で同じであった。しかし、内閣支持層では82%が柳前農林水産大臣の更迭を当然と見ている一方で、総理の責任が大きいとの回答は35%にとどまった。支持層では閣僚個人の問題と総理の責任を分けて見る傾向が浮き彫りになった。

朝日新聞の17~18日の調査でも、支持率は前月の51%から50%にほぼ横ばいを示した。柳前農林水産大臣問題に対する総理の対応を否定的に評価した回答が52%で、肯定的評価(39%)を上回り、内閣支持層でも38%が否定的に見ていた。しかし、柳前農林水産大臣辞任問題で総理のイメージが変わったかを尋ねると、72%が「変わっていない」と答えた。
 

経済政策への期待


支持を支える要因の一つは経済政策への期待である。読売の調査では、財政拡大で成長を促す「責任ある積極財政」を肯定的に評価した回答は59%、食品消費税減税法案に賛成した回答は56%であった。減税法案賛成層の内閣支持率は71%で、反対層(41%)を大きく上回った。しかし、政府の物価対策を肯定的に評価した回答は29%にとどまり、否定的評価は61%であった。今後の経済政策への期待は高いが、これまでの物価対策に対する評価は厳しい状況である。

朝日新聞は内閣を支持する理由にも変化が見られると指摘した。支持理由として「政策面」を挙げた割合は発足当初の25%から12%に減少した。一方で「他の内閣より良いと思うから」という回答は21%から24%に増え、最も多くなった。野党が代案として定着できない中、消極的支持が増えているとの分析である。

高市政権は20日に審議に入る消費税減税・支援金関連法案で反発を狙っている。この法案は、来年4月から2年間、食品消費税率を8%から1%に引き下げ、低所得・中間所得の労働者などに支援金を支給する内容である。しかし、読売の調査では、減税で社会保障制度を維持するのが難しくなるとの不安を感じるとの回答は58%に達した。減税賛成層でも半数近い47%がこのような不安を感じている。

朝日新聞の調査では、法案審議期間に減税財源を具体的に示すべきとの回答が75%であった。テレビ朝日の調査でも、財源が不明なまま審議を進めるのは問題との回答が70%近かった。政権発足1年を迎える高市政権は、減税の約束を履行しつつ、財源に対する不安も解消する課題を抱えている。





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