2026. 10. 20 (火)

[アジアビジネス] 修練終了後すぐに美容へ…日本の医師も『美容偏重』

  • 美容関連の求人広告の月給は141万円、他の分野より40万円以上高い

  • 厳しい診療科を選んでも待遇は同じ…長時間労働の改善が鍵

写真=ゲッティイメージバンク
[写真=ゲッティイメージバンク]


「外科は崩壊寸前だ。かろうじて持ちこたえている。」

日本の秋田県で唯一の医科大学を持つ秋田大学の有田純一教授(消化器外科)は、昨年11月に朝日新聞にこう語った。県内で専門医の修練を受けた医師のうち、外科を選んだのは2018年度の60人中10人から2024年度には48人中2人に減少した。外科医の高齢化により手術可能な病院が減少し、秋田大学病院には患者が集中し、肝癌や膵癌の手術を受けるまでに一時2ヶ月以上待たなければならなかった。

若い医師たちが外科を避ける中、日本では『直美(じきび)』という言葉が広まっている。医科大学を卒業し、韓国のインターンに似た2年間の初期臨床研修を終えた医師が美容クリニックに直行することを指す。必須医療の現場は人手不足なのに、医師たちは皮膚・美容の方へ向かっている。これは韓国だけの問題ではない。

数字で見ると偏りが明確である。日本の厚生労働省の統計によると、2008年から2022年にかけて日本の医師数は1.2倍に増加したが、診療科別の差は大きかった。外科医の数は実質的に横ばいで、産婦人科や小児科もそれぞれ1.1倍程度にとどまった。同期間に美容外科医は3倍以上増加した。2022年の時点で美容外科医の過半数は20代から30代であった。
 
美容関連科、給与とワークライフバランスともに『優秀』

若い医師を美容に引き寄せる第一の理由は金銭である。日本経済新聞(ニッケイ)が求人データ会社プログの資料を分析した結果、今年4月の正社員医師求人広告に提示された平均月給は美容医療が約141万円(約1192万円)であった。他の分野(約99万円、韓国ウォン約837万円)より40万円以上高い。実際に受け取る給与とは異なる可能性があるが、美容クリニックが医師を引き寄せるために提示する条件だけでも大きな差がある。

このような給与を提示できるのは、市場がそれだけ成長したからである。矢野経済研究所によると、日本の美容医療市場は2025年に6440億円に達し、5年で1.6倍に成長する見込みである。利用者層も広がった。日本リクルートの2025年下半期調査では、最近1年間に美容医療を利用した20代男性の割合(22.8%)が20代女性(21.7%)を上回った。需要が増える中、スタッフを求めるクリニックも増え、看護師や事務職を含む美容医療の求人件数は今年4月に2627件となり、2019年4月の6.2倍に達した。

美容が金銭で医師を引き寄せる一方、外科は仕事で医師を追い出している。有田教授は、若い医師たちに外科が「コストパフォーマンスが悪い」と見なされていると述べた。日本消化器外科学会が昨年5月に市民公開講座で紹介した消化器外科医のある一日はこうである。午前6時半に起床し、7時半に出勤する。回診を行い、午前中は外来診療を行う。昼食は5分、握り飯で済ませる。午後1時から6時まで手術を行う。手術が終わっても仕事は続く。患者と家族に結果を説明し、治療方針を議論する会議や病棟業務を終えると、いつの間にか夜11時である。学会発表の準備を終えて帰宅する時間は午前1時である。

厚生労働省は2025年時点で病院勤務医の15%がこのように一般的な残業上限である年960時間を超えて働いていると推定している。外科・救急科・産婦人科などではその割合が19%から25%に達する。

このように働いても報酬は他の診療科より高くはない。藤井努富山大学教授は「難しい手術は15時間かかることもある」と述べた。それでも日本では診療科による給与差はほとんどない。朝日新聞は2004年に研修制度が変更され、いくつかの診療科を回った後に専門を決めるようになったため、「忙しいのに給料は同じ」という現実を知った若い医師たちが徐々に外科を避けるようになったと分析している。

美容医療は報酬が高く、夜間や休日に緊急呼び出しを受けることもほとんどない。金銭と時間の両方を得られるため、若い医師にとって魅力的な選択肢である。

美容へ向かう道は都市へ向かう道でもある。美容クリニックは大都市に集中しているためである。人口10万人当たりの美容外科医は、東京が3.5人で全国平均(1.0人)の3倍を超えている。地方勤務の医師がより良い条件を求めて都市の美容クリニックに移ると、もともと人手不足の地域病院の空白はさらに大きくなる。
 
日本政府、対策に乗り出す

日本政府も手をこまねいているわけではない。今年4月から院長資格要件を強化した。今や初期臨床研修を終えた医師が健康保険診療を行う病院・医院の院長になるためには、原則として研修後に病院で3年以上保険診療を行う必要がある。健康保険が適用されない美容施術だけではこの経歴を積むことはできない。すぐに美容に行くと、後に一般診療に戻って院長になるのが難しくなるため、『直美』を抑制しようとする意図があると解釈されている。

ただし、この要件は美容クリニックに就職すること自体を妨げるものではない。読売新聞はこのような方法がかえって健康保険が適用されない自由診療を選ぶことを助長する可能性があると懸念している。

病院でも報酬と勤務環境を改善しようとする試みが出てきている。広島大学は2025年度から40歳未満の若い外科医の給与を1.5倍に引き上げ始めた。秋田大学は主治医1人が重症患者を担当する方式をチーム制に変更し、休日を保障した。外科を志望する学生を集めるためにも努力を重ねている。今年秋田県で外科を選んだ研修医は8人に増えた。

ボストンコンサルティンググループの木平恵子マネージングディレクターは、ニッケイに「勤務医の過酷な労働環境を改善しない限り、『直美』問題の根本的な解決には至らない」と述べた。



* この記事はAIによって翻訳されました。
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