2026. 10. 12 (月)

カカオバンク、在韓外国人向け総合金融サービスに本格参入へ…口座開設から海外送金まで非対面で完結

사진카카오뱅크
[写真=カカオバンク]

韓国のインターネット銀行大手「カカオバンク」は12日、ソウル市内のホテルで「外国人サービス・プレストーク(Press Talk)」を開催し、国内に居住する外国人を対象とした非対面型の口座開設、デビットカード発行、海外送金などの包括的な金融サービスを新たに開始すると発表した。急増する国内の外国人滞在者を新たな成長エンジンとして取り込む狙いだ。

今回発表された「外国人専用口座」は、中国やベトナムをはじめとする世界約200カ国の国籍を持つ満19歳以上の外国人が対象となる。これまで外国人が韓国で口座を開設する際は、顧客確認(KYC)や海外納税義務の確認などのため、書類を持って営業窓口に足を運ぶ必要があった。非対面をうたうサービスであっても、アプリ内で手続きが完結しないケースが少なくなかった。

カカオバンクはこうした不便さを解消するため、モバイルに最適化した一貫したプロセスを構築した。在職証明書や給与明細書などの必要書類もすべてアプリから提出可能となっており、追加の審査が発生しない場合、わずか約5分で口座開設が完了する。

決済面では、韓国国内の一般顧客と同一水準のキャッシュバック特典が適用される国内専用の「フレンズ・チェック(デビット)カード」を発行する。年末には海外決済対応のデビットカードも追加投入される予定だ。

海外送金サービスにおいては、送金専門の「ハンパス(HANPASS)」との提携により、世界約200カ国・50余りの通貨への送金に対応した。米国や中国などの主要国への送金手数料が無料となるほか、受取手数料も国内顧客と同様に条件なしで免除される。

利便性の面でも配慮が行き届いている。AI(人工知能)翻訳を活用し、アプリ画面を英語、中国語、ベトナム語で提供するほか、英語によるカスタマーサポートも用意した。さらに、ウォン建ての残高を9種類の主要通貨に換算して表示する機能や、滞在ビザの延長などに不可欠な残高証明書の発行サービスも網羅している。

カカオバンクは2027年をめどに、定期預金・積金、オープンバンキング、融資比較サービスなどを順次追加し、外国人向けの金融商品ラインナップをさらに拡充する方針だ。長期的には、訪韓外国人や海外在住韓国人(在外同胞)へとターゲット層を広げ、預金業務にとどまらず、融資や決済分野へと事業領域を拡大する構想を描いている。

同社のペ・ジョンホ外国人顧客キャンプ長は記者会見で、「韓国人顧客が享受してきた便利で豊かな金融サービスを、外国人の顧客にもそのまま届けることが目標だ」とし、「外国人にとって真に必要な機能を拡充し、韓国での金融生活をより安全で手軽なものにしていく」と明らかにした。
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