2026. 09. 14 (月)

アップル初のフォルダブルフォン、中国で「予約熱風」...最高3倍の価格が登場

  • 転売業者、最大1800万円の価格

  • 銀行からの融資で在庫確保の準備

現地時間9日、アメリカ・カリフォルニア州クパチーノのアップルパークで行われた新製品発表会でアイフォンデュオが画面に紹介されている。アップルはこの日、初のフォルダブルフォンであるアイフォンデュオとアイフォン18プロシリーズ、新型アップルウォッチ、エアポッドなどを発表した。写真=新華通信
現地時間9日、アメリカ・カリフォルニア州クパチーノのアップルパークで行われた新製品発表会でアイフォンデュオが画面に紹介されている。アップルはこの日、初のフォルダブルフォンであるアイフォンデュオとアイフォン18プロシリーズ、新型アップルウォッチ、エアポッドなどを発表した。 [写真=新華通信]

アップルの初のフォルダブルフォン「アイフォンデュオ」が、中国で公式販売の約1か月前から予約熱風を巻き起こしている。製品を事前に確保しようとする需要が集中し、中古取引プラットフォームでは定価の数倍に達する価格を要求する転売業者も現れた。

アップル中国公式ウェブサイトによると、アイフォンデュオは10月16日午後8時から事前販売を開始し、10月23日に正式発売される。中国での販売価格は、256GBの基本モデルが1万5999元(約321万円)、最高仕様の2TBモデルは2万6499元である。

中国メディアのTMTポストや中国商報などの報道によると、中国本土では事前予約の約1か月前から製品を確保しようとする動きが見られた。

転売業者などの中古取引プラットフォームでは「発売当日購入代行」サービスも登場している。購入代行手数料は現在、一般的に200〜1000元程度で、業者は購入代行の成功率が80%に達すると宣伝している。

さらに一部の転売業者は、アイフォンデュオに最大9万元(約1800万円)の価格を付けて販売することもあった。最高仕様の2TBモデルの公式価格と比較しても3倍以上の水準である。ただし、これは実際の取引価格ではなく、販売者が提示した価格である。

中国メディアのジェミエンワンは、アイフォンデュオを大量に確保するために銀行から数百万元を借りようとする転売業者の事例も紹介した。この業者は製品を確保すれば、銀行の利息よりもはるかに高い利益を得られると見込み、アルバイトを募集して発売当日の購入を代行させる計画を明らかにした。

このように発売前から価格が上昇するのは、初期供給量が限られるとの予測によるものである。日本の日本経済新聞は今月初め、アイフォンデュオの8月時点での1日の生産量が数百台に過ぎないと報じた。フォルダブルフォンの核心である折りたたみ構造の生産工程が難しいため、アップルの初期の成功が生産能力にかかっているとの分析も出ている。

中国のアップル専門アナリスト、郭明池は、7月にアイフォンデュオの第3四半期の組立出荷量が50万〜100万台にとどまると予測していた。消費者が製品を受け取るまでに4〜6週間、あるいはそれ以上待たなければならない場合、中古市場での価格上昇は公式販売価格の50〜100%に達する可能性があると分析している。

実際、中国ではアイフォンデュオへの関心が急速に高まっている。中国基金報によると、13日夕方時点で中国の電子商取引企業JD.comのアップルフラッグシップストアでは、120万人以上がアイフォンデュオを「予約」申請したことが明らかになった。ただし、アップルの公式事前販売は10月16日から始まるため、この数字を実際の購入注文と見るのは難しい。

グローバル市場でもアイフォンデュオの展望は楽観的に見られている。市場調査会社カウンターポイントリサーチは、7日に発表した報告書で、アップルがフォルダブルフォン市場に参入した初年度に、グローバルフォルダブルフォン出荷量の25%を占めると予測している。これは22%と予想されるファーウェイを上回り、サムスン電子(38%)に次いで世界第2位に位置する水準である。



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