2026. 09. 09 (水)

フィリピン国防長官、中国の南シナ海に関する主張を強く批判

  • 南シナ海の対立が表面化

  • 中裁判定の否定に公開反論

フィリピン国防長官ギルバート・テオドロが8日、ソウル安保対話で中国側の武官から南シナ海に関するメモを受け取り、これに対して積極的に反論している。写真=国防省YouTube
フィリピン国防長官ギルバート・テオドロが8日、ソウル安保対話で中国側の武官から南シナ海に関するメモを受け取り、これに対して積極的に反論している。[写真=国防省YouTube]
ギルバート・テオドロフィリピン国防長官は、ソウル安保対話で中国の南シナ海に関する主張を含むメモを受け取り、「国連海洋法条約を踏みにじる行為だ」と強く批判した。国際秩序の安定と協力を議論する多国間安全保障会議が、南シナ海を巡る公開の論争の舞台となった。
テオドロ長官は、韓国国防省主催のソウル安保対話(SDD)本会議の1セッション「安定した国際秩序のための共同設計」にパネルとして参加した。彼は国連海洋法条約(UNCLOS)の遵守の重要性を強調し、「それにもかかわらず、いくつかの国が遵守していないのを見ることができる。これは違法である」と述べた。これは南シナ海でフィリピンと対立している中国を指摘した発言と解釈された。
発言中、テオドロ長官にメモが渡され、雰囲気は一層緊迫した。メモには南シナ海の仲裁判定が違法であり、法的拘束力がないとの主張が記されていた。
テオドロ長官は「中国から渡されたメモのようだ」とし、その内容を公開して反論に出た。彼は中国が判定を受け入れないという点に対し、「もちろん、敗訴したからだ」と応じた。
続けて「もしこれが中国が私に伝えた立場であれば、国連海洋法条約を踏みにじる行為であり、開催国である韓国に対する基本的な礼儀も欠いている」と指摘した。
批判のトーンはさらに高まった。テオドロ長官は「これはもはやグレーゾーンではない。実質的な強圧であり、嫌がらせであり、侵略行為である」と述べた。そして「私は自由な聴衆の前で、中国がどれほど切羽詰まっているか、彼らの立場がどれほど説得力がないかを示す記念品としてこの紙を保管する」と語った。
メモを渡したのは、駐韓中国大使館に勤務する武官であったとされる。この武官は、イベントの進行要員に対し、テオドロ長官にメモを渡してほしいと依頼し、進行要員が彼をフィリピン側の関係者と誤認して渡したという。
論争の背景には、2016年の南シナ海仲裁判定がある。フィリピンは2013年、中国の南シナ海に関する行為が国連海洋法条約に違反しているとして仲裁を提起し、2016年には中国の広範な歴史的権利主張に法的根拠がないとの判定を受けた。しかし、中国は判定を認めず、南シナ海の大部分に対する自国の権利主張を維持している。



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