2026. 08. 29 (土)

実費保険確認後に1000万円の先払いを誘導…「偽診療・ペイバック」疑惑の医療機関15カ所を捜査依頼

  • 福祉省の行政調査班、7月に続き3回目の措置…発足以来合計33カ所を捜査依頼

  • 療養病院8カ所・漢方病院4カ所などを含む…現金還付・クーポン提供などの不法誘引の兆候

  • 9月初めに3回目の行政調査に着手…医師会と協力し「専門家評価制度」などの自浄努力を並行

保健福祉省。 [写真=アジュ経済DB]
保健福祉省。 [写真=アジュ経済DB]
患者の実費保険加入の有無を確認し、高額な診療費の先払いを誘導したり、支払額の一部を現金やマッサージクーポンなどで還付する「ペイバック」などの不正な偽診療行為を行っていた医療機関が一斉に捜査を受けることになった。
 
保健福祉省の不正・偽診療行政調査班は、医療費の不法還付(ペイバック)などが疑われる15カ所の病院に対して、警察庁に追加捜査を依頼したと28日に発表した。
 
今回の措置は、7月に実施された1・2回目の捜査依頼に続く3回目の措置である。行政調査班は、7月末までに「不正・偽診療通報センター」に寄せられた事例と2回目の行政調査対象医療機関の中から、具体的な違法性を捜査によって明らかにする必要があると判断された15カ所を選定した。これにより、6月に行政調査班が発足して以来、警察の捜査を受ける医療機関は合計33カ所に増加した。
 
今回捜査依頼された15カ所の医療機関を種類別に見ると、療養病院が8カ所で最も多く、漢方病院が4カ所、医院が2カ所、病院が1カ所であった。地域別では、京畿道が4カ所、ソウルが3カ所、光州・全南が3カ所などが含まれている。
 
摘発された医療機関の不法行為の手口は大胆かつ巧妙であった。A病院では、がん患者の入院相談の過程で実費保険加入を確認した後、約1000万円相当のパッケージの先払いを誘導した。この病院は毎月50万円の実費特典を提供すると提案したが、患者がこれを拒否すると、家族の入院まで拒否したとされている。
 
B病院は、患者の健康状態に関係なく高額なパッケージ入院費の支払いを誘導し、診療費の一部をカフェやネイルサロン、マッサージクーポンなどで還付したり、タクシー代を支援する形で患者を不法に誘引した疑いが浮上している。
 
患者ごとにいわゆる「割引管理シート」を作成し、綿密に犯罪を行ったところもあった。C病院は、患者の保険加入状況や商品ごとの免責条件を利用してカスタマイズされた割引を提供し、患者が保険金を受け取れるように診療記録や処方箋を実際とは異なって改ざんした疑いを持たれている。
 
D病院は、ペイバックの事実を隠すために入退院費を現金でのみ取引し、患者ごとに高周波・皮膚美容注射などの治療スケジュールを事前に組み、一ヶ月の治療費を基準に現金ペイバックを提供した。さらに、入院患者に自由な外出や外泊を許可した内容も通報されている。
 
行政調査班は、9月初めに3回目の行政調査に突入する予定である。これと同時に、不正・偽診療の根本的な根絶のために、韓国医師会と協力体制を構築し、医療界内部の自律的な監視機能である「専門家評価制度」を活性化するなどの自浄努力も並行して行うことにした。
 
郭順憲不正・偽診療行政調査班長は「政府は不正・偽診療が善良な医療機関や患者に被害を与え、健康保険や実費保険の財政漏出を引き起こす悪質な慣行であると見て、厳正かつ断固とした対応をしている」と述べ、「通報センターを通じて寄せられる疑わしい事例を慎重に検討し、行政調査と捜査依頼を通じて違法性を徹底的に確認する」と語った。
 
※ 不正・偽診療通報: 電話129またはメールmedi129@korea.kr(患者、保護者、医療機関従事者誰でも可能)



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